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ANAのSFC修行で、ANAの国内線・国際線のフライトにたくさん乗りました。
今回は、ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAのビジネスクラスにアップグレード。
シートは “ANA BUSINESS STAGGERED” です。
滑走路閉鎖の影響でフライトが遅延しましたが、プライベート感たっぷりのシートで、食事もおいしくて、横になって寝ることもできて、快適なフライトでした!
記事の読者
- SFC修行のフライトの様子を知りたい!
- ANA国際線ビジネスクラスの座席・機内食・機内サービスなどはどんな感じ?
- NH801に乗る予定だから、この搭乗記を読みたい!
この記事では、
- ANA国際線 成田-シンガポール NH801 ビジネスクラス搭乗記(SFC修行全18レグのうちの3レグ目)
をご紹介します。
小林 弘征
ANA国際線ビジネスクラス搭乗記!成田-シンガポール NH801 ANA BUSINESS STAGGERED
フライト情報
便名 | NH801 |
ルート | 成田 18:05 → シンガポール 0:40(翌日) |
クラス | ビジネスクラス ANA BUSINESS STAGGERED |
機種 | B777-300ER |
機体記号 | JA788A |
座席配列 | 1-2-1 |
元々プレミアムエコノミーで予約していましたが、ユナイテッド航空のマイルを使って、ビジネスクラスにアップグレードしました。
小林 弘征
ユナイテッド航空のマイルでANAビジネスクラスにアップグレード!マイル数は?
成田空港の滑走路が閉鎖!乗り継ぐ前のフライトが遅延!
▼この日の朝、JALが成田空港の滑走路に着陸後、誘導路からタイヤが脱輪して立ち往生。
成田空港周辺は前日の夜から雪が降って、その影響で路面が凍結してスリップしたらしい。
僕は那覇~成田便に乗って成田に来たのですが、そのフライトも影響を受けて、成田到着が2時間以上遅れました…。
ANA国内線搭乗記!那覇-成田 ANA2158 (NH2158) STAR WARS ANA JET【SFC修行レグNo.2】
ANAラウンジで休憩
▼元々の予定では、成田空港に着いて、十分に確保しておいた乗継時間にANAラウンジ2ヵ所でゆっくり過ごすつもりでした。
しかし、このフライト遅延の影響でラウンジで過ごす時間がほとんどなくなってしまい、第5サテライト→第4サテライトの順で、駆け足でラウンジを回ることに。
▼ラウンジを出ると、フライト時刻が変更されていることに気付きました。
第5サテライトのANAラウンジにまた行って、ゆっくり過ごすことに。
このANAラウンジめぐりについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
成田空港国際線ANAラウンジレポート!食事・シャワー・場所・内部の様子は?
搭乗ゲートに到着したけどフライトはさらに遅延!
▼搭乗開始時刻が近づいてきたので、搭乗ゲートのある第4サテライトへ移動しました。
フライト案内モニターを確認すると、搭乗ゲートが第5サテライトの56番ゲートに変更されているので、第5サテライトへまた移動…。
バタバタが続き、やっと搭乗ゲート前に到着。
グランドスタッフさんがホワイトボードに何か書いている。
▼出発がさらに1時間遅れる…。
遅延のお詫びにミールバウチャー(食事券)が配られるようです。
ビジネスクラスは2,000円、エコノミークラスは1,000円。
小林 弘征
バウチャーをもらえるなら、(食事はラウンジで済ませて腹は減っていないから)何かおみやげにできるものを買いに行こうかなとも思いました。
しかし、今日はフライト遅延でかなり慌しく、これからショップなどに移動するのも面倒なので、何もせずゲート前で待つことに。
今思えば、記念にミールバウチャーをもらっておけばよかった!
▼遅延で待ち疲れているせいか、寝ている人も多い。
僕も搭乗ゲート前のベンチで待っていたのですが、グランドスタッフさんがベンチに座っている一人一人をまわって、その場でしゃがんで目の高さを合わせて、何かしている。
搭乗券とパスポートを事前にチェックしているようです。
搭乗時に行うチェックを先に済ませておいて、出発を少しでも早くできるように、という対応(だと思います)。
小林 弘征
グランドスタッフさんは何も悪くないのに、遅延があったりすると大変だよな…。
▼まもなく搭乗です。
搭乗開始
▼ついに搭乗開始!
ビジネスクラス用の入口から入ります。
▼機内に乗り込みます。
▼ファーストクラス。
といっても、この便にファーストクラスは設定されていません。
ビジネスクラスにアップグレードする際にシートマップを見て、「ファーストクラスの座席が空いてるけど、指定できるのかな?」と気になったので、ANAに電話で確認してみました。
すると、回答は以下の通りでした。
- 特典航空券・特典アップグレードでは指定不可。
- 出発24時間前になったら開放されるかどうかは不明(自分でシートマップを確認する必要がある)。
- ステイタスによって開放されるということもない。← 本当かな?
どちらにしても、僕はマイルでアップグレードしたので、対象外。
座席・設備
▼ANAのビジネスクラスシート“ANA BUSINESS STAGGERED”。
“STAGGERED”とは、「千鳥状にした」「互い違いの」という意味。
前後のシートを、まっすぐ縦一列に並べるのではなく、互い違いに配置することで、どの席からも直接通路に出られる構造になっています。
小林 弘征
▼窓側に配置されている座席にも、窓のすぐ横の席と、通路に寄っている席の2種類がありますが、僕は迷わず窓のすぐ横の席にしました。
ANAらしいブルーのカラーリングも好き!
▼上から見るとわかりやすいですが、窓のすぐ横の席は、周りが囲まれていて、プライベート感があります。
現在は、ドア付き個室タイプの最新ビジネスクラスシート“The Room”もありますが、“ANA BUSINESS STAGGERED”も好きです。
▼シートの幅は約49.3cm(ひじ掛けの内側部分)。
かなり広いというわけではありませんが、体の大きい僕でも窮屈さはありません。
▼正面には、液晶スクリーンやオットマンなどがあります。
オットマンの下には、キャリーケースなどを収納できるスペースも。
▼シートの横にはサイドテーブルがあり、何か置いたりするのに便利です。
通路側には大きめの仕切りがあるので、座っていると隣の人の顔は見えません。
また、テーブル横のコントロールパネルには“Do Not Disturb”(「邪魔しないで」)ボタンがあります。
このボタンを押すとシート上部にこのライトが表示されて、「CAさん、今はほっといて!声を掛けないで!」(仕事に集中したい時、映画を見ている時、ゆっくり寝たい時など)という気持ちをCAさん側に伝えることができます。
▼サイドテーブルまわりには、各冊子、読書灯、フタ付き小物入れ、ドリンクホルダーなどもあります。
▼コントローラー。
▼機種はB777-300ER。
▼CAさんがウェルカムドリンク(スパークリングワインとオレンジジュース)のサービスをしていて、僕はスパークリングワインをもらいました。
ビジネスクラスに座っていることを実感できます。
ただ、プラスチックのカップというのが残念。
▼液晶モニターは17インチで、タッチパネル式です。
座っていると遠くて操作しにくいので、コントローラーを使った方が楽です。
▼液晶モニターの下に収納されているテーブルを引き出すと、結構大きいです。
▼液晶モニターの下には、ユニバーサルタイプの電源、USBポートなどもあります。
▼左側のひじ掛けは上げることができます。
▼右側のひじ掛けは、ボタンを押しながら高さを変えられます。
一番下まで下げると、シートをベッドの状態にした時に、ひじ掛けの幅の分だけベッドが広くなります。
▼シートの下には、靴を収納するスペース。
すぐにスリッパに履き替えるので、このスペースはありがたい。
ただ、大きい靴を入れると、手前のストッパーが下がり切りません。
▼シートガイド。
▼有料でWiFiも利用できます。
フライト中ずっとWiFiを使えるプラン(100MBまで)で、USD19.95。
ちなみに、ファーストクラスでは無料で利用できます。
アメニティ
▼ヘッドフォンはPanasonic製。
▼スリッパと、スリッパを入れる袋。
靴べらは、旅行の後も使えそう。
▼掛け布団とベッドパッド。
はじめはシートの上に置かれていましたが、使うまで一時的に端に置いておきます。
▼CAさんがアメニティグッズを配ってくれるので、好きなものを自分で選びます。
僕は、保湿マスク、アイマスク、フェイス&ボディシート、耳栓、歯ブラシセット、マウスウォッシュをもらいました。
ANAビジネスクラスの日本発着アジア路線では、アメニティポーチの配布はありません。
機内の様子、出発
▼もうすぐ出発です。
▼機内安全ビデオが始まりました。
ANAは歌舞伎バージョンになっていておもしろくて、いつ乗っても夢中で見てしまう。
今回はどのCAさんが出てくるのかな。
▼なかなか滑走路に向かわないですね。
遅れてるのかな。
▼フライトマップって楽しいですよね。
これを見るのがフライトの楽しみの一つになっています。
▼出発予定時刻(21時)から数十分後、やっと離陸。
今日の成田空港の遅れは仕方ないですね。
離陸の瞬間など写真を撮ろうとしたのですが、夜でうまく撮れませんでした。
▼僕が愛用しているトラベラーズノート。
せっかくなので、ビジネスクラスで撮ってみました。
トイレ
▼日本の航空会社らしく、ウォシュレット完備です。
ボタン部分は使用感満載。
▼清潔感はありますが、ビジネスクラスということで特別に花が飾られているなどはありません。
▼歯ブラシなどのアメニティがここにも用意されているのは嬉しいですね。
機内食
▼いよいよ食事の時間。
日本時間だと22時半くらいなので、ちょっと眠気が。
ビジネスクラスのメニューが配られました。
▼ドリンクは、シャンパン、ワイン、日本酒、焼酎、梅酒、カクテル、ウイスキー、ビール、ソフトドリンクなど。
▼食事は、和食と洋食の2種類から選べます。
▼このフライトの機内食は1回のみですが、パニーニ、カレー、ラーメンなどの軽食を好きなタイミングでオーダーすることもできます。
▼テーブルクロスをセッティングしてもらいます。
▼飲み物は白ワインにしました。
▼ビジネスクラスということで、グラスを持った写真も撮っておきました。
やっぱり、昼便で明るい方が写真が映えますね。
▼アミューズ。
- ナッツスティック
- ソフトスモーク帆立貝と大長みかんソース
- セミドライチェリートマトとチーズ ハーブソース
▼帆立とディルが白ワインに合います。
僕はチーズが苦手なのですが、せっかくのビジネスクラスの機内食なのでチーズを食べてみると、そこまでクセが強くないチーズでした。
ナッツスティックは袋から出して提供すればいいのに。
▼前菜。
- スモークサーモンと赤肉メロン パテ・ド・カンパーニュ
パンは、バゲットとチャバッタです。
▼生ハムとメロンではなく、スモークサーモンとメロンという組み合わせで、おいしいです。
サーモンの上には、キャビアがたっぷり。
▼メイン。
- 牛フィレ肉のステーキ アルベイガン添え
機内食のメインといえば、やっぱりステーキ!
「アルベイガン」とは、茄子やじゃがいもなどをスパイスで炒めた料理(カレーみたいなもの)だそうです。
ちなみに、英語のメニューには“cured eggplant and tomatoes”(調理された茄子とトマト)と書かれていました。
▼焼き加減はミディアムレアくらいで、やわらかくておいしい。
▼デザート。
- エモーション キャレ ブラン
(洋梨のジュレとクルミ、クランベリーと洋梨のコンポート、ナッツ入りのビスキュイ、メープルシロップ風味のマスカルポーネクリーム、ホワイトチョコレート)
ピエール・エルメのデザートで、上品な甘さで、洋梨の香りがいい。
この容器も、プラスチックのカップではなく、透明なグラスなどを使えばいいのに。
ANA大好きなんですけど、ウェルカムドリンクのカップとか、ナッツスティックの袋とか、ちょっと残念に感じる部分があるんですよね。
▼食後のコーヒー。
チョコレートも付いています。
シートをベッドにして仮眠
▼シンガポールに着くのは早朝で、ホテルに着いてからすぐ活動できるように、ここで少しでも寝ておきたい。
シートを倒すとフルフラットになり、ベッドの完成!(ベッドメイキングは自分で行う必要があります。)
完全に横になって休めるのは、ビジネスクラスのメリットですね!
身長180cmの僕でも足を曲げずに寝ることができて、快適!
ベッドの幅はそこまで広くないので、寝返りはしにくいです。
▼ベッドにすると、液晶モニターの下にあるオットマン部分に足をつっこんで寝る形になります。
▼ベッドに横になって、機内の天井を見ながら、1時間半くらい寝ました。
まだ眠くてボーっとしますが、この短時間でかなり体が楽になりました。
軽食でラーメンをオーダー
▼寝起きで正直あまり腹は減っていませんが、せっかくなので、以前から気になっていたメニューをオーダーしました。
まずは、目覚めのコーヒー。
▼ラーメン。
- 一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「そらとん」
このとんこつラーメンを食べられる路線は限定されているので、食べてみたかった。
こってりスープがうまい。
チャンギ空港に到着
▼チャンギ空港まであと1時間ちょっとというところまで来ました。
▼ベッドパッドは表裏があるんですね。
それを知らずに、グレーの面を上にして寝ていました。(正しくは、青い面が上。)
▼まもなく到着します。
▼ベルト着用サインが消え、ドアの前に向かいます。
シンガポールは朝4時前。
フライトの遅延もあってCAさんも疲れてるよね、おつかれさまです!
▼ギャレーって、わくわくしますよね。
▼ドアが開いて、チャンギ空港に降り立ちました。
小林 弘征
▼入国審査をして、荷物を受け取って、GRABを利用してホテルに向かいます。
SFC修行とは?
SFC修行が気になる方のために。
を言います。
SFCはANAの上級会員である「プラチナ」「ダイヤモンド」メンバーだけが申し込めて、入会して年会費を払い続ける限り、半永久的に上級会員(SFC会員)として特典を受けられるようになります。
小林 弘征
今回の搭乗記も、このSFC修行で利用したフライトです。
SFC修行については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
ANAのステイタス・特典・プレミアムポイント計算方法を解説!上級会員になるには?
【ANA SFC修行】費用・PP単価・おすすめルート!3回で完結した僕の修行もご紹介!
まとめ
今回は、ANA国際線 NH801 成田~シンガポール便のビジネスクラス搭乗記をお伝えしました。
フライトの遅延はありましたが、やはりビジネスクラスは快適で、シートも機内食も満喫できました。
このフライトは深夜便でしたが、昼便だったらもっと楽しめたかな。
ユナイテッド航空のマイルを使うと、少なめのマイルでビジネスクラスにアップグレードできるので、おすすめですよ!
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