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1983年の東京ディズニーランド開園時から多くの人に楽しまれてきたゴーカート型アトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」。約34年間親しまれて、2017年1月11日にクローズしました。
最終日に行ってきましたので、当日のアトラクション入口、乗車中、そして最後のあいさつの様子をお伝えします。そして、その跡地には何ができるのかなどについても書いていきます。
「グランドサーキット・レースウェイ」とは何?
東京ディズニーランドのトゥモローランドにあった、ゴーカートタイプのアトラクションです。
コース上にレールがあるために、その範囲内での運転という多少の制限はありましたが、ガソリンで動く自動車なので、ガソリンの匂いを感じながらレーサー気分で運転できました。
そして、季節の変化を感じながら、風を浴びて運転できたのも心地良かったです。
以前は、後ろの車から追突されることも多かったです。(友達同士ではそれが楽しくてやっていたというのもありますが。)それを防止するために車間センサーが搭載され、車間距離が短くなると自動的にブレーキがかかるようになり、安全を確保できるようになりました。
出発時のキャストのアクション、そして「Let’s Go!」という掛け声。これでより気分が盛り上がり、運転を楽しめました。
約34年間、子供にも大人にも愛されてきたこのアトラクションが、2017年1月11日(水)にクローズしました。
アトラクションの移り変わり。そして、その跡地には何ができるの?
“Disneyland will never be completed.” – Walt Disney
(「ディズニーランドは永遠に完成しない。」- ウォルト・ディズニー)
ディズニーランドは常に変化と進化を続けています。それは、グランドサーキット・レースウェイも同じです。
グランドサーキット・レースウェイは、東京ディズニーランドの開園時(1983年4月15日)からありました。
当時はアトラクションの上にスカイウェイ(ファンタジーランドとトゥモローランドを結ぶロープウェイ型アトラクション)が通っていて、スカイウェイに乗ってグランドサーキット・レースウェイを上から眺めることもできました。
パークが進化していくのに伴い、1996年のトゥーンタウンオープンに合わせて、グランドサーキット・レースウェイの敷地が縮小され、コースも短くなりました。
そして、東京ディズニーランドがより大きく進化するため、2014年にファンタジーランド再開発計画が発表されました。ファンタジーランドの敷地が拡張される影響で、グランドサーキット・レースウェイがクローズすることも決まりました。
クローズ後のその跡地には、
・【美女と野獣エリア】美女と野獣の世界を楽しめるアトラクション、レストラン、ショップ
・【トゥモローランド新アトラクション】「ベイマックス」のアトラクション
・【屋内シアター】ショーが楽しめる屋内型劇場
がオープン予定です。
グランドサーキット・レースウェイ ファイナルラップ・キャンペーン
パーク開園時からの、グランドサーキット・レースウェイに乗ったゲストの延べ人数は約1億4千万人(2016年9月30日時点)。日本の総人口を上回っているんですね!
たくさんのゲストに愛されてきたことに感謝を込めて、「グランドサーキット・レースウェイ ファイナルラップ・キャンペーン」が行われました。このキャンペーン期間中に乗車したゲストには乗車証明書が配布されました。
デザインは2種類。
どちらとも大切にします!
▼第1弾(2016年11月21日-12月16日)
▼第2弾(2016年12月17日-2017年1月11日)
スペシャルグッズ
クリアファイル、ポストカード、ピンバッジ、ワッペンバッジ、トミカの、計5種類のスペシャルグッズが発売されました。
もちろん、僕は全5種類買いました!
クリアファイルとポストカードは、パーク開園時に使われていたグランドサーキット・レースウェイのポスターがモチーフになっています。
以前使われていた東京ディズニーランドのロゴマークが使われていたり、トゥモローランドが「トゥモロウランド」と書かれていたり、時代の流れを感じます。
トミカは、過去に販売していたものの復刻版です。
トミカファンとしては、色違いのトミカを数種類とか、スペシャルデザインのトミカ3個セットとか発売されるのかな?と期待していたので、ちょっと残念でした。
でも、トミカを販売してくれてありがとう!
2017年1月14日の時点で、これらのグッズはまだボン・ヴォヤージュで販売しています!
いつまで販売するのはわからないので、欲しい方は今のうちに買いに行きましょう!
最終日に行ってきた!アトラクションの様子は?
いよいよ、グランドサーキット・レースウェイがクローズ。この最終日に行ってきました。
▼ドライブ日和の快晴!綺麗な青空をバックに運転できそうです!
▼グランドサーキット・レースウェイの入口。
今日で終わりなんですね…。
▼10:45頃。約60分待ちで、並びました。
かなり賑わっています。写真を撮っているゲストが多いです。
▼キャストのお姉さんの写真を撮らせてもらいました。
ありがとうございます!
▼並んでいる列にはグーフィーとマックスが遊びに来ていました。
▼開園(1983年4月15日)から2016年4月15日までは、ブリヂストンがグランドサーキット・レースウェイのスポンサーをしていました。
アトラクション入口前にあるサインボードには、以前ブリヂストンのロゴマークが描かれていましたが、ブリヂストンがスポンサーを下りてからはチェッカーフラッグのデザインに変更されました。
そして、「GRAND CIRCUIT RACEWAY」の文字の下に「Bridgestone」と社名が書かれていましたが、その部分は隠されています。
▼アトラクション入口横には記念撮影用にレースカーが1台置かれています。チェッカーフラッグを持ちながら写真を撮ることができて、しかもスペシャルデザインのスナップフォトも購入できるとあって、 たくさんのゲストが並んでいます。
時々、グランドサーキット・レースウェイのキャストがチェッカーフラッグを持って横に立ってくれることもありました。
ちなみに、このレースカーの車体に書かれている「83」は、グランドサーキット・レースウェイがオープンした年(=東京ディズニーランドがオープンした年)の1983年を意味していると思われます。
▼列は進んでいき、乗り場に近づいていきます。
▼乗り場はもうすぐ!
▼乗り場に到着!快晴!
乗車中の様子を撮影してみた!
乗車中の様子を撮りましたので、乗っている気分を味わって頂けると嬉しいです。
(運転は友達が行い、僕は助手席に座って撮影しています。)
▼乗ったのは「47」のレースカー。
▼追突防止のため、車間センサーがついています。
▼さあ、出発!
▼緑が多くて、四季を感じながら運転できます。
▼まもなく橋の下をくぐります。
▼キャストのお姉さんが笑顔でお出迎えしてくれました。
ありがとうございます!
▼追突注意!
▼カーブが続きます。
レールにぶつからないように気を付けて!
▼天気がいいので、本当に気持ちいい!
▼ゴールが近づいてきました。
▼乗り場に戻ってきました。
▼乗車証明書をもらって出ようとして横を見ると、観覧席には横断幕が。
ゲスト(キャスト?)が作った横断幕のようです。
▼Thank you for riding GRAND CIRCUIT RACEWAY!
ご乗車ありがとうございました!
▼ファンタジーランド再開発計画のために、スタージェットも2017年10月10日にクローズします。この光景を見られるのも今日が最後…。
▼この日は2回乗りました。
2回目は約40分待ち。
並んでいる時に、ゴールのところにいるキャストのお兄さんがこちらに気付いてくれて、笑顔でおもいっきりチェッカーフラッグを振ってくれました。
ありがとうございます!
▼2回目は、「21」のレースカーでした。
これが、僕が最後に乗るレースカーとなりました。
1回目は助手席で撮影していたので、今回はドライバーになり、最後の運転を楽しみます!
▼乗り納めをした後に観覧席を見ると、先ほどの横断幕が外されていました。
よく見ると、奥にある車庫エリアに掲げられています。
ディズニーパークの世界観に合わないと判断されたのかな!?
クローズを迎える時間が近づいてきた!最後のあいさつを見たい!
▼18時台になり(この日は19時閉園)、クローズする時間が近づいてきました。
▼観覧席に行ってみると、多くのゲストが最後を見ようと集まっています。
▼レースカーが縦に並べられています。
▼グランドサーキット・レースウェイのキャストが集まってきました。
ゲストもカメラを構えて撮影しています。
▼最後のゲストも乗り終えて、クローズ直前の最後のあいさつをするためにキャストが整列し始めます。
▼いよいよ、最後のあいさつが始まりました。
▼最後のあいさつを見ることができてよかった!
約34年間、本当にありがとう!
▼終わっちゃった…。
これで本当にクローズなんだな。寂しいなあ!
まとめ
パークが進化することで、新たな楽しみを提供してくれるのは本当に嬉しいことです。
新しい施設を作るにはそれなりの敷地も必要なので、グランドサーキット・レースウェイの広い敷地は適当なんでしょうね。
また、乗り物が自動で動くアトラクションというわけではないので、それなりの人数のキャストも必要で、それだけ人件費もかかっていると思います。
しかし、開園時からあるアトラクションがなくなってしまうのは寂しいというのが本音です。
子供の頃から親しんできたアトラクションなので…。
アメリカのディズニーランド、ディズニーワールド、ディズニーランド・パリでは開園時からあるゴーカートタイプのアトラクションが現在も運営されています。
日本は特に敷地の問題で仕方ないとは思いますが、開園当時からあるアトラクションもパークと共にずっと歴史を刻んでいくというのもありだと思います。
もっとも、東京ディズニーランドはディズニー直営のパークではないですし、アナハイムのディズニーランドとは違いますもんね…。
本当に残念ではありますが、尊敬するウォルトの「ディズニーランドは永遠に完成しない」という姿勢に敬意を払い、これからオープンする施設に期待したいです。
ありがとう、グランドサーキット・レースウェイ!
おつかれさま、グランドサーキット・レースウェイ!
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