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東京ディズニーランドの人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」。内容をリニューアルするために2017年3月にクローズするのをご存知ですか?
そこで今回は、「イッツ・ア・スモールワールド」のリニューアル、そして「イッツ・ア・スモールワールド」に関する情報をまとめてみました。
イッツ・ア・スモールワールドとは?
東京ディズニーランドはもちろん、世界のディズニーランドで人気の「イッツ・ア・スモールワールド」。
世界の子供達が各国の衣装を着てそれぞれの言語でテーマ曲『小さな世界』(“It’s a small world”)を歌うのをボートに乗りながら楽しめる「世界で一番幸せな船旅」(The Happiest Cruise That Ever Sailed ‘Round The World)です。
東京ディズニーランドの船旅は、ヨーロッパからスタートして、アジア、アフリカ、中南米、南太平洋をめぐり、フィナーレとなります。
イッツ・ア・スモールワールドは元々ディズニーランドに作られたものではない!?
現在「イッツ・ア・スモールワールド」は世界のディズニーランドにある定番アトラクションですが、元々はディズニーランドにはありませんでした。
「イッツ・ア・スモールワールド」は、1964年にニューヨークで開催されるニューヨーク世界博覧会に向けてユニセフから依頼があり、「世界の平和」をテーマにしてウォルト・ディズニーが制作して、このニューヨーク世界博覧会のパビリオンとしてオープンしたものです。
有名なテーマ曲『小さな世界』は、ディズニーには欠かせないシャーマン兄弟が作詞・作曲をしました。
シャーマン兄弟はディズニー映画やディズニーのアトラクションでおなじみの曲を多く手がけています。以前東京ディズニーランドにあったアトラクション「ミート・ザ・ワールド」の最後のシーンで歌われていた曲『We Meet the World with Love』もシャーマン兄弟が作りました。本当に素敵な曲です!
ニューヨーク世界博覧会が終了後、この「イッツ・ア・スモールワールド」はアナハイムのディズニーランドに移設され、北極と太平洋のシーンが追加されて、1966年にオープンしました。
まるで本物の子供のように歌う秘密は?
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東京ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」に登場する子供達は500体以上。
子供達が音楽に合わせて動くのは、「オーディオアニマトロニクス」というシステムが導入されているからです。
「オーディオアニマトロニクス」(Audio-Animatronics)とは、「オーディオ」(Audio・音)+「アニメーション」(Animation・動き)+「エレクトロニクス」(Electronics control・電子制御)の単語を組み合わせたディズニー独自の造語で、まるで本物の人間や動物のように話し、歌い、動くという、音と動きを同調させるシステムです。
この「オーディオアニマトロニクス」が初めて導入されたアトラクションは、1963年にアメリカ・アナハイムのディズニーランドにオープンした「魅惑のチキルーム」です。
ディズニーは「オーディオアニマトロニクス」の開発を進めていき、現在あるアトラクション「カリブの海賊」「ジャングルクルーズ」「カントリーベア・シアター」「スプラッシュ・マウンテン」「ホーンテッドマンション」「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」などでも使用されています。
クオリティの高いアトラクションを作るのに重要な構成要素の一つで、アトラクションには不可欠な存在になっています。
アメリカエリアが無い!?
乗り終えると疑問点が…。
「あれ?アメリカ(北米)エリアがない!?」
東京ディズニーランドの船旅は、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中南米、南太平洋、フィナーレ、というルートです。
ニューヨーク世界博覧会のパビリオンとして製作されて、しかも、その後アメリカのディズニーランドにオープンしました。
アメリカに大きく関わっているアトラクションなので、北米エリアが目立っていてもいいような感じですが、そこにはこだわりが。
ニューヨーク世界博覧会の開催国はアメリカなので、「イッツ・ア・スモールワールド」内でアメリカをあまり強く押し出さないようにしたという配慮があったそうです。
ただ、アメリカの子供達が全く出てこないわけではありません。
▼フィナーレエリアの最後の部分で、右上を見ると2体だけあります。インディアンの女の子とカウボーイです。
▼現在、他のディズニーパークの「イッツ・ア・スモールワールド」には、北米エリアがあるものもあります。
そこには、『トイ・ストーリー』のウッディ・ジェシー・ブルズアイがいます。
クローズする日と再オープンする日はいつ?
「イッツ・ア・スモールワールド」は完全にクローズしてなくなるわけではありません。内容を変更・追加するために一時的にクローズします。
クローズするのは、2017年3月1日(水)から。現在の内容を楽しめるのは、その前日2月28日(火)までです。
そして、リニューアル後の再オープンは来年2018年の春の予定です。
2018年春というと、東京ディズニーランド(東京ディズニーリゾート)開園35周年の時期と重なるので、35周年イベントと同時に再オープンという可能性もありますね。
1年程度クローズしてしまいますので、今の「イッツ・ア・スモールワールド」を楽しみたい方はお早めに!
リニューアルするとどのように変わるの?
現在の内容に、ディズニー映画に登場するキャラクター約40体とディズニー映画の音楽が追加されます。
発表されているキャラクターは以下の通り。
【ヨーロッパエリア】
・『アナと雪の女王』のエルサ、アナ、オラフ
・『ふしぎの国のアリス』
・『シンデレラ』
・『ピーター・パン』
・『塔の上のラプンツェル』 など
【アジアエリア】
・『ムーラン』
・『アラジン』
【アフリカエリア】
・『ライオンキング』 など
▼リニューアル後の「イッツ・ア・スモールワールド」のポスターを見ると、
出典:http://www.tokyodisneyresort.jp
・『リトル・マーメイド』のアリエル、フランダー
・『おしゃれキャット』のマリー
も描かれているので、一緒に加わると思われます。
また、他のディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」では
・『ピノキオ』(イタリア)
・『三人の騎士』(ドナルドダック、ホセ・キャリオカ、パンチート)(メキシコ)
・『リロ・アンド・スティッチ』(アメリカ・ハワイ)
・『ファインディング・ニモ』(南太平洋)
・『トイ・ストーリー』(アメリカ)
なども見られるので、東京ディズニーランドにも登場する可能性があります。
そして、初登場のキャラクターもいるかもしれません!
▼これらのキャラクターは各映画の舞台となっている国・エリアに登場します。
例えば、『ピーター・パン』と『ふしぎの国のアリス』はイギリス、『シンデレラ』はフランスにいます。
今だけラゲッジタグ風カードをもらえる!
2017年2月1日(水)から2月28日(火)のアトラクション運営中、「イッツ・ア・スモールワールド」に乗車した人は小さなラゲッジタグ風カードをもらえます。(体験1回につき1枚)
3歳以下の子供ももらえます。
記念になりますね!
出典:http://www.tokyodisneyresort.jp
アトラクションがクローズする直前にプレゼントをもらえるといえば、今年2017年1月にクローズした「グランドサーキット・レースウェイ」でも、乗車したゲストに乗車証明書が配布されました。
グランドサーキットレースウェイがクローズ!最終日に行ってきた!約34年間ありがとう!
キャラクターを前面に出したアトラクションが増えている!?
最近のアトラクションは、キャラクター色が強くなっていくのを感じています。
「イッツ・ア・スモールワールド」のように、ディズニーキャラクターが今まで登場していなかったアトラクションにキャラクターが登場するようになったり、
ディズニーキャラクターが登場しないアトラクションがクローズして、その同じ場所に、キャラクターを前面に出したアトラクションがオープンしたり。
例:
TDL「ビジョナリアム」 → 「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」
TDL「グランドサーキット・レースウェイ」「スタージェット(2017年10月10日クローズ)」 → ファンタジーランド再開発(『美女と野獣』などの新規アトラクション)
TDS「ストームライダー」 → 「ニモ&フレンズ・シーライダー」
もちろん、新しい魅力が追加されて、子供でも親しみをもって楽しめるようになり、いいと思います。
ただ、あれもこれもキャラクターが登場…とまではしなくてもいいのでは!?というのが個人的意見です。
ディズニーキャラクターが登場しなくても、ディズニーのアトラクションは本当に素晴らしいので!
ストームライダーがなくなってしまったあの寂しさはもう経験したくないです!
ストームライダーがクローズ!キャプテン・デイビスありがとう!【ディズニーシー】
まとめ
ウォルトは生前、「世界に平和を」という願いを込めたアトラクションを作りたいという願望があったそうです。その強い想いが込められたアトラクションが来年2018年の春にパワーアップして帰ってきます。どのようにリニューアルされるのか楽しみです!
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