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広島県廿日市にある厳島神社。
海中に建つ朱塗りの大鳥居は、一度は目にしたことのある、日本を代表する美しい風景です。
厳島神社は世界遺産でとても人気があり、日本人なら一度は訪れてみたいパワースポットです。
そこで今回は、厳島神社のご利益、御朱印、お守り、拝観時間などについて調べてみました。
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厳島神社とは?その歴史は?
推古元年(593年)、推古天皇即位の年に、島を治める佐伯鞍職(くらもと)によって創建されたと伝えられています。
御祭神は、天照大神の子である宗像三女神
- 「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)
- 「田心姫命」(たごりひめのみこと)
- 「湍津姫命」(たぎつひめのみこと)
を祀っています。
宮島は、昔から神の島として崇められていたので、ご神体に杭は打てないと、御社殿を潮の満ち引きするところに建立したと言われています。
平安時代の久安2年(1146年)、平清盛が安芸守に任官され、清盛の厳島信仰が始まりました。
仁安3年(1168年)には、寝殿造りの様式を取り入れた立派な社殿を完成させ、平家一門のみならず、都から後白河上皇、建春門院、中宮徳子、高倉上皇、建礼門院をはじめとする皇族や貴族が参詣しに訪れました。
平家滅亡の後も、室町時代の足利氏、戦国時代の大内氏や毛利氏などからも崇拝され、現在に至っています。
厳島神社は松島・天橋立と並ぶ日本三景のひとつ「安芸の宮島」として知られていて、平成8年(1996年)には世界文化遺産にも登録されています。
厳島神社の見どころをご紹介!
御本社本殿
華麗な寝殿造りの建造物で、宗像三女神が祀られています。
現在の本殿は、元亀2年(1571年)に毛利元就によって改築されたものです。
国宝に指定されています。
大鳥居
世界に紹介される日本の観光地の写真としてよく使われている、海中にそびえる朱塗りの大鳥居。
現在の大鳥居は、平安時代から数えて8代目で、明治8年(1875年)に再建されました。
高さは約16m、棟の長さは約24m、重さは約60トンあります。
鳥居の根元は海底に埋められているわけではなく、鳥居の重みだけで建っています。
重要文化財に指定されています。
厳島神社の大鳥居は満潮と干潮のどちらがおすすめ?時刻を調べるには?
廻廊
幅は約4m、長さは約275mあります。
床板の間に「目透し」という隙間があり、高潮時に床下から押し上がってくる海水の圧力を弱め、海水や雨水を海へ流す役目をしています。
床板に釘は使われておらず、現在は参拝者が土足で歩けるように、養生板と二枚重ねになっています。
昔は履物を脱いで、昇殿していたそうです。
国宝に指定されています。
高舞台・平舞台
本殿や授与所の手前に「平舞台」があります。
一段高くなっている平舞台の中央部「高舞台」では舞楽が行われ、左右楽房で楽器の演奏が行われます。
国宝に指定されています。
反橋
勅使(天皇がご派遣になる使者)または上卿職が参拝する際に渡っていたと伝えられることから、別名「勅使橋」とも言われています。
文字通り、かなり反った橋なので渡りにくく、橋の中央に階段のようなものを設けて渡ったそうです。
重要文化財に指定されています。
その他、御本社と回廊でつながっている「客神社」、国内で唯一海に浮かぶ「能舞台」など、国宝や重要文化財に指定されている貴重な建造物が多くあります。
ご利益
交通安全・航海安全・水難避け
厳島神社の御祭神である「宗像三女神」は海上交通の神様です。
平安時代に平清盛は日宋貿易を成功させるため、瀬戸内海航路の整備に努めました。
そして、海上交通を守る厳島神社を篤く保護するようになりました。
家内安全・商売繁盛
厳島神社の御祭神である宗像三女神の「市杵島姫命」は神仏習合によって弁財天と同一視されて、勝負・金運・芸事・延寿などの神様です。
開運・必勝祈願・心願成就
平家一門が繁栄したり、厳島の戦いに勝利した毛利元就が中国地方を制覇したり、豊臣秀吉が天下統一する直前に厳島神社をお参りしたりなど、厳島神社は開運・必勝祈願・心願成就にとても関わりが深いです。
合格祈願
厳島神社の中にある天神社には、学問の神様である「菅原道真」が祀られています。
ちなみに、全国にある「天満宮」「天神社」「天神」は、菅原道真を御祭神としている神社のことです。
縁結び
厳島神社の中にある大国神社には、縁結びで有名な出雲大社と同じ御祭神「大国主命」(おおくにぬしのみこと)が祀られています。
「大国主命」は縁結びの神様で、厳島神社の御祭神である宗像三女神の「田心姫命」と結婚しています。そのため、「大国主命」は、宗像三女神が祀られている御本社の近くに祀られていると言われています。
お守り
お守りをいくつかご紹介します。(全て非課税)
・交通安全御守:500円
御祭神である「宗像三女神」は海上交通を加護する神様で、海の交通はもちろん、陸の交通、水に関する安全にもご利益があります。
・開運御守:500円
平清盛が出世したり、豊臣秀吉が天下統一したりと、開運のご利益がある厳島神社の開運祈願のお守りも人気があります。
・学業御守
厳島神社の摂社である天神社には学問の神様である「菅原道真」が祀られていて、学力向上・合格祈願にご利益があります。
・えんむすび御守
厳島神社の摂社である大国神社には縁結びの神様である「大国主命」が祀られていて、縁結びにご利益があります。
御朱印
厳島神社では、1種類の御朱印を頂けます。
・「嚴島神社」
※厳島神社は正しくは「嚴島神社」と表記するので、御朱印もそのようになっています。
御朱印代:300円(非課税)
拝殿前の授与所で、窓口が開く8:00頃から頂けます。
御朱印はその場で書いて頂ける(御朱印帳を預けて後ほど受け取りに行く形ではない)ので、その時の混雑状況によっては待ち時間が発生します。
僕の場合(2月の平日午前11時頃)、僕の前に2名いて、待ったのは5分程度でした。
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▼厳島神社の御朱印帳(税込1,000円)もあります。
社殿と鳥居が描かれていて、きれいな御朱印帳です。
アクセス・駐車場
厳島神社への行き方、周辺の駐車場などについては、別の記事でご紹介しています。
広島駅・広島空港から厳島神社への一番早い行き方・一番安い行き方なども詳しく書いていますので、厳島神社に参拝する時の参考にしていただければと思います。
厳島神社へのアクセスまとめ!フェリーは?広島駅・広島空港から一番早い行き方は?
拝観時間・拝観料
【拝観時間】
1月1日 0:00-18:30
1月2日-3日 6:30-18:30
1月4日-2月末 6:30-17:30
3月1日-10月14日 6:30-18:00
10月15日-11月30日 6:30-17:30
12月1日-31日 6:30-17:00
【拝観料】
・厳島神社 昇殿料(非課税)
大人 300円
高校生 200円
中・小学生 100円
・宝物館 拝観料(税込)
大人 300円
高校生 200円
中・小学生 100円
まとめ
世界遺産にも登録されている厳島神社。
僕もいつか行ってみたいと思っていた場所で、社殿や大鳥居など美しい建造物を見て、パワーを頂いて、また行きたいと思う素敵な神社です。
古くから人々の信仰を集めてきたパワースポットなので、祈願しに訪れてみてはいかがですか?
厳島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
電話:0829-44-2020
公式サイト:厳島神社
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