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鎌倉の神社といえば、武家の神様八幡神をお祀りした鶴岡八幡宮が有名ですが、民衆の信仰を広く集めるお稲荷様もあります。
銭洗弁天と鎌倉大仏の中間、鎌倉の隠れ里と言われる地にある佐助稲荷神社です。
赤い鳥居が幻想的で、鎌倉のパワースポットである佐助稲荷神社のご利益や行き方などについて調べてみました。
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佐助稲荷神社とは?歴史は?
伊豆蛭ヶ小島に流されていた源頼朝が、夢枕に立った「かくれ里の稲荷」を名乗る神霊の託宣に従って平家討伐の兵を挙げて勝利し、後にその里で見つけた祠に社を建てさせたのが起こりと言われています。
頼朝(流刑になる前の官位従右兵衛権”佐”)を”助”けたので「佐助」の名がついたと伝わっています。
鎌倉幕府の事跡を著した吾妻鏡にはこの神社に関する記述は出てこないそうですが、足利基氏が凶徒退治を「佐介稲荷社別当三位僧都御房」にの祈祷させたという記録が残されているとのこと。
永く鶴岡八幡宮の境外末社でしたが、明治42年(1909年)に独立した社となりました。
ところで、稲荷神社は全国に12万ほどある神社のうちの約2万社を占め、最も多いのだそうです。(ちなみに、2番目は八幡社、3番目は天神社。)
なお、お稲荷様は商売繁盛の神様としても有名ですが、商売繁盛が公認されるようになったのは江戸時代以降のことだそうです。
また、お稲荷様といえば狐というくらい、稲荷信仰と狐は親密な関係にあります。
しかし、稲荷神と狐を結ぶ由来はないのだそうです。
インド密教のダキニ天と霊獣としての「狐」が結びついたという説、狐は人に見つかってもすぐ逃げずに、立ち上がって人間と目を合わせようとするなど他の動物と異なる動作をすることから、狐を田の神の使いあるいは神の化身として見るようになり、稲田の近くに塚を築いてこれを祀った狐塚に稲荷の小社が勧請されたという説などいろいろ言われています。
佐助稲荷神社の見どころは?
狐・赤い鳥居・のぼり
▼お稲荷様といえば赤い鳥居と狐。
佐助稲荷神社でも参道入口で迎えてくれる狛犬ならぬ狛狐の他に境内いたるところで見られる狐、数多くののぼり、そして数十は続く赤い鳥居が見どころです。
その鳥居をくぐると別世界に迷い込んだかのような感覚になります。
十一面観音
▼「縁結び観音」と呼ばれている十一面観音があります。(下の「佐助稲荷神社のご利益」を参照。)
霊狐泉
▼社務所の正面にある、強力なパワースポットとして知られる霊狐泉も見逃せません。
水に恵まれなかった鎌倉の田畑を潤してくれた水源で、ご神水とされています。
このご神水は持ち帰ることもできます。
佐助稲荷神社のご利益
佐助稲荷神社のご利益は、出世運・仕事運と縁結びです。
出世運・仕事運
佐助稲荷神社の「かくれ里の稲荷」の神霊の託宣に従って、頼朝は平家討伐の兵を挙げて平家に勝利して鎌倉幕府を開きました。
頼朝を出世に導いた神社として知られています。
縁結び
佐助稲荷神社の下社横に十一面観音を祀るお堂があり、その観音様が「縁結び観音」と呼ばれているため、縁結びにご利益があるとされています。
この観音様は、赤松幸運という姫君が良縁に恵まれずに諦めて出家し、この世の男女に良縁があることを祈願して彫ったと伝えられています。
お守り
参道を上ったところにある拝殿の右に授与所があり、ここでお守りを頂くことができます。
▼おすすめは、開運・招福の木彫りのお守りと手ぬぐいです。
お守りは500円、手ぬぐいは1,600円。(全て非課税)
御朱印
御朱印は参道手前にある下社の社務所で頂くことができます。
拝殿の右にある授与所では、書き置きの御朱印を頂けます。
御朱印代:300円(非課税)
▼「かまくら隠れ里」と書かれています。
アクセス
佐助稲荷神社への行き方を調べてみました。
電車の場合
- JR横須賀線・江ノ島電鉄「鎌倉駅」下車 → 徒歩約25分
車の場合
- 横浜横須賀道路「朝比奈IC」下車
佐助稲荷神社には参拝者用駐車場がないので、周辺の駐車場を利用することになります。
道は細くて一方通行の場所もあるので、事前に道順を調べてから行きましょう!
駐車場
佐助稲荷神社周辺の駐車場をいくつかご紹介します。(全て税込)
- リパーク鎌倉佐助1丁目
住所:神奈川県鎌倉市佐助1-13
営業時間:24時間
料金:月-金 30分300円、土日祝 30分500円
※最大料金:月-金 当日24時まで1,500円、土日祝 当日24時まで2,400円
収容台数:8台
- リパーク鎌倉佐助2丁目
住所:神奈川県鎌倉市佐助2ー6ー1
営業時間:24時間
料金:
月-金 8:00-20:00 25分200円、20:00-8:00 60分100円
土日祝 8:00-20:00 25分400円、20:00-8:00 60分100円
※最大料金:月-金 当日24時まで1,500円
収容台数:10台
拝観時間・拝観料
拝観時間:8:00-17:00
拝観料:無料
まとめ
鎌倉の隠れ里と言われるだけあって、佐助稲荷神社の周辺は鎌倉駅からほど近いとは思えないほどひっそりとしています。
銭洗弁財天から徒歩10分ほどの距離にあるので、銭洗弁財天で金運を、佐助稲荷神社で仕事運をお祈りするのはいかがでしょうか?
佐助稲荷神社
住所:神奈川県鎌倉市佐助2-22-12
電話:0467-22-4711
公式サイト:佐助稲荷神社
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