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「日本三大秘境」の一つである「祖谷」(いや)。
祖谷には、神秘的な魅力が詰まった、知る人ぞ知る名所「祖谷のかずら橋」があります。
そこで今回は、祖谷のかずら橋の見どころ、アクセス、駐車場、営業時間、料金などについて調べてみました。
また、祖谷のかずら橋から山奥に進んだところにある「奥祖谷二重かずら橋」について、そして祖谷のかずら橋から奥祖谷二重かずら橋への行き方も書いていきます。
祖谷とは?
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「日本三大秘境」とは、
・白川郷(しらかわごう)- 岐阜県
・祖谷(いや)- 徳島県
・椎葉(しいば)- 宮崎県
のことで、秘境ならではの絶景を見ることができます。
徳島県にある、1,700m級の山々に囲まれた険しい祖谷渓谷。
約20kmにも及ぶ祖谷渓谷では美しい景観を楽しむことができ、毎年多くの観光客が訪れる人気観光スポットです。
祖谷は、平家の落ち人伝説が残されている地としても知られています。
祖谷渓谷付近の山奥には、中世に屋島の戦いで敗れた敗残兵が平家の再興を祈り住み着いたという伝承が残っていて、祖谷一帯には平家の落ち人伝説ゆかりのスポットが多くあります。
平家屋敷民族資料館では、貴重な平家ゆかりの古文書・鎧・旗などを鑑賞することができます。
祖谷のかずら橋とは?
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祖谷にある名物観光スポットが「祖谷のかずら橋」。
「シラクチカズラ」(別名:サルナシ)という植物で編まれた、とても原始的で神秘的な橋で、3年に1度架け替えられています。
重要有形民俗文化財に指定されていて、「日本三奇橋」の一つでもあります。
祖谷のかずら橋はかつて7本または13本あったそうです。
源平合戦の際に住みついた平家の敗残兵が源氏に追われても、すぐに橋を切り落とせるように植物の蔦(つた)を利用して橋を架けたという伝説があります。
祖谷のかずら橋の見どころをご紹介!
四季折々の絶景
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春は藤の花、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪を背景にして、季節ごとに絶景を楽しめます。
行く価値ありです!
スリル満点
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植物で作られた橋なので、渡る時に橋がかなり揺れてスリルを味わえます。
足元の隙間の幅も広くて下を流れている祖谷川が丸見えなので、高所恐怖症の方はご注意を!
幻想的なライトアップ
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かずら橋では、毎晩19:00-21:30にライトアップが行われます。
秘境ならではの満点の星空のもと、優しい光に映し出された幻想的な風景を楽しむことができます。
ちなみに、日没後はかずら橋の通行はできないのでご注意を!
琵琶の滝
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かずら橋から歩いてすぐのところにある、高さ約50mの美しい滝。
平家の落人達が古都の生活を偲んで琵琶を奏でて、徒然を慰めあったと言われています。
涼しげな水の音色とマイナスイオンに癒されます。
アクセス(祖谷のかずら橋)
電車・バスの場合
JR土讃線「大歩危駅」下車 →(四国交通バス祖谷線(大歩危経由)かずら橋夢舞台または久保行き・約25分)→ バス停「かずら橋」から徒歩5分
※タクシーの場合、大歩危駅から約20分
車の場合
徳島自動車道 井川池田ICから約1時間
駐車場(祖谷のかずら橋)
祖谷のかずら橋の近くには有料駐車場があります。
・かずら橋夢舞台(市営駐車場)
住所:徳島県三好市西祖谷山村今久保345-1
料金:普通車500円(税込)
収容台数:普通車293台
祖谷のかずら橋のすぐ近くにある観光施設で、食事もできて、おみやげも買えます。
ここは、祖谷のかずら橋周辺で一番大きな駐車場です。
この他にも何ヵ所か有料駐車場があります。
営業時間・定休日・料金(祖谷のかずら橋)
【営業時間】日の出から日没まで
【定休日】年中無休
【料金】大人550円、小人(小学生)350円 ※どちらも税込
奥祖谷にもかずら橋がある?
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実は、祖谷のかずら橋から車で1時間ほど山奥に進んだところにある奥祖谷には、「二重かずら橋」があります。
2本の橋「男橋」「女橋」が並んで架っているため、「夫婦橋(みょうとばし)」「男橋女橋(おばしめばし)」などと呼ばれ、親しまれています。
祖谷のかずら橋同様、奥祖谷二重かずら橋も「シラクチカズラ」(別名:サルナシ)という植物を編んで架けられています。
また、奥祖谷二重かずら橋も平家にゆかりが深く、文献によると約800年前に平家の人々が馬場での訓練に通うためにこの橋を架けたとされています。
奥祖谷二重かずら橋の見どころをご紹介!
人力ロープウェイ「野猿」
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女橋の横には、人力ロープウェイ「野猿」があります。
設置されている籠に乗り、自分でロープをたぐり寄せながら川を渡るロープウェイは観光客に大人気です。
絶景とスリル
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祖谷のかずら橋から更に山奥に進むこともあり、秘境ならではの豊かな自然を満喫することができます。
また、祖谷のかずら橋と同じくかなり揺れ、足元が大きく空いているので、渡る時にスリルを味わえます。
奥祖谷観光周遊モノレール
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森の中を爽やかな空気を浴びながら、時速約4kmで約65分間ゆっくり進む観光周遊モノレール。
長さ4,600m、高低差590m、最大傾斜角40度、最頂標高1,380m、これら全てが世界一です!
モノレールに乗りながら森林浴を楽しめて、途中で動物に遭遇するかもしれません。
大人気なので、休日にはかなり待つ可能性もあります。
ちなみに、途中で降りることはできないのでトイレは先に行っておきましょう!
奥祖谷二重かずら橋キャンプ場
二重かずら橋を通行した先にあるキャンプ場。
キャンプ場には遊歩道もあり、緑に囲まれたマイナスイオンに満ちた場所でキャンプを行うことで旅の疲れも癒やされます。
アクセス(奥祖谷二重かずら橋)
電車・バスの場合
JR土讃線「大歩危駅」下車 →(四国交通バス祖谷線(大歩危経由)久保行き・約1時間10分)→ バス停「久保」下車 →(市営バス 剣山行き・約30分)→ バス停「二重かずら橋」から徒歩すぐ
それぞれのバスは1日に数本のみなので、乗り換えの際はご注意を!
車の場合
徳島自動車道 井川池田ICから約2時間30分
駐車場(奥祖谷二重かずら橋)
奥祖谷二重かずら橋の近くには無料駐車場があります。
・奥祖谷二重かずら橋駐車場
料金:無料
収容台数:約30台
営業時間・定休日・料金(奥祖谷二重かずら橋)
【営業時間】日の出から日没まで
【定休日】12月1日から翌年3月31日 ※雪が深く積もるので冬季休業
【料金】大人550円、小人(小学生)350円 ※どちらも税込
祖谷のかずら橋は1回の入場料で橋の片道通行1回のみですが、奥祖谷二重かずら橋は入場料を払えば男橋・女橋・野猿どれも何回も通行(利用)できます。
祖谷のかずら橋から奥祖谷二重かずら橋へのアクセスは?
祖谷のかずら橋に行くなら、少し足を延ばして奥祖谷二重かずら橋にも行きたいですよね!
その行き方を調べてみました!
バスの場合
バス停「かずら橋」 →(四国交通バス祖谷線(大歩危経由)久保行き・約40分)→ バス停「久保」下車 →(市営バス 剣山行き・約30分)→ バス停「二重かずら橋」から徒歩すぐ
それぞれのバスは1日に数本のみなので、乗り換えの際はご注意を!
車の場合
県道32号・国道439号を経由して1時間程度です。
細くて曲がりくねった山道なので、運転には十分注意しましょう!
雨天時でもかずら橋を通行できる?
基本的に雨の日でも通行できますが、台風などの荒天時は通行禁止になることもあります。
雨の日・強風の日はいつもよりも足元が滑りやすくなるのでご注意を!
かずら橋を渡る時の注意点は?
足元の隙間が広い
かずら橋は足元に隙間が多いです。
また、かずら橋は植物でできているのでかなり揺れます。
足元をよく見ながら、落ちないように気を付けて橋を渡りましょう!
橋の片道通行1回のみ
祖谷のかずら橋は、1回の入場料で橋の片道通行を1回しかできません。
それに対して、奥祖谷二重かずら橋は、入場料を払えば男橋・女橋・野猿どれでも何回も自由に通行(利用)できます。
幼児の通行禁止
幼児の通行は禁止されています。
ただし、「保護者の管理下のもとに渡ることは許可します」と書かれています。
かずら橋の足元の隙間は意外に広いです。
小さな子供だとその隙間に落ちてしまう可能性もあるので、十分注意しましょう!
まとめ
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日本三大秘境の一つである祖谷。
植物を使って架けられた珍しい「祖谷のかずら橋」「奥祖谷二重かずら橋」は他では見ることができない幻想的で非日常的な世界。
絶景とスリルを味わいに祖谷に出掛けてみてはいかがですか?
祖谷のかずら橋
住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
電話:0120-404-344(三好市観光協会)
公式サイト:大歩危祖谷ナビ
奥祖谷の二重かずら橋
住所:徳島県三好市東祖谷菅生620
電話:0120-404-344(三好市観光協会)
公式サイト:大歩危祖谷ナビ