ANA国際線乗継割引で国内線を片道8,000円または無料で利用する方法

ANA国際線乗継割引で国内線を片道8,000円または無料で利用する方法

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ANA国際線を利用して海外旅行をするのに、地方空港からANA国内線で羽田や成田などに行って乗り継ぐ方も多いと思います。

この国内線区間を割引価格(または無料)で予約できるのを知っていますか?

記事の読者
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  • ANA国際線に乗り継ぐ際に利用する国内線区間を割引・無料にする方法を知りたい!
  • マイル積算率と搭乗ポイントはどうなるの?
この記事でわかること
  • ANA国際線に乗り継ぐ際に国内線区間の普通席を片道8,000円または無料で利用するための条件・予約方法
  • 乗継空港・乗継時間を自分で指定する方法
  • 国内線区間のマイル積算率搭乗ポイント
小林 弘征
小林 弘征

ANA上級会員(プラチナ・SFC)の僕が、詳しくお伝えします。ANAのSFC修行でも活用できますよ!

ANA国際線に乗り継ぐ際に国内線区間を片道8,000円または無料で利用するための条件・方法

ANA プラチナ防衛修行 9レグ目 ANA469 NH469 羽田→那覇 プレミアムクラス

利用条件

国内線普通席の運賃は路線や時期などにより異なりますが、例えば羽田~那覇の場合、安くても片道12,000円以上、高いと50,000円以上することもあります。

小林 弘征
小林 弘征

海外旅行をするだけでもお金がかかるのに、この国内線区間の出費はきついですよね。

ANAには、ANA国際線に乗り継ぎをする方のために、ANA国内線区間(普通席)の運賃が片道8,000円または無料になるというとてもお得な割引制度があります。

この割引が適用されるには、以下の2つの条件があります。

  • ANA国際線とANA国内線(ANA便名のコードシェア含む)を乗り継ぐ。(乗り継ぎの順序は[国内線 → 国際線]でも[国際線 → 国内線]でもOK)
  • 1回の予約で国際線区間と国内線区間を一緒に予約する
注意

国際線区間と国内線区間を別々に購入する場合は、この割引は適用されません。

例えば、

ルート

那覇 → 羽田 → シンガポール → 羽田 → 那覇

を予約する場合、[那覇 → 羽田]と[羽田 → 那覇]の運賃がそれぞれ8,000円になります。

以下のように、最初の出発空港と最後の到着空港が同じでなくても割引は適用されます。

ルート

那覇 → 成田 → シンガポール → 羽田 → 新千歳

また、以下のように、国際線区間の前だけ(または後だけ)国内線区間を付けるルートでもOKです。

ルート

那覇 → 羽田 → シンガポール → 羽田

片道8,000円または無料で利用できる路線はどこ?

国内線区間の乗継割引運賃の金額(羽田・成田発着)は以下の通りです。

路線金額
羽田~中部・大阪(伊丹・関西・神戸)無料
~上記以外8,000円
成田~中部・伊丹無料
~新千歳8,000円
小林 弘征
小林 弘征

一部の路線のみ運賃が無料で、それ以外の路線は片道8,000円です。

僕がSFC修行をした時(2019年)は片道5,000円で利用できましたが、現在は値上げされています。

MEMO

国内線区間の航空券は、運賃とは別に空港使用料がかかります

注意

自分で調べてこのように金額をまとめましたが、時期や予約クラスなどによってはもしかすると例外があるかもしれません。その際はご了承ください。

予約方法

以下のルート・クラスの場合を例に挙げて、実際の予約方法を説明していきます。

  • 【ルート】那覇 → 羽田 → シンガポール → 羽田 → 那覇
  • 【クラス】プレミアムエコノミー

ANA公式サイトのトップページから国際線航空券を予約するページを開きます。

[出発地]には国内線区間の出発空港を入力します。(今回の例の場合は「沖縄(那覇)」と入力)

到着空港(今回の例の場合は「シンガポール」)、日付などの情報を入力したら、[検索する]をクリックします。(前後3日分の金額をまとめて表示したい場合は[前後3日の運賃を検索]にチェックマークを入れてから検索します。)

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼[前後3日の運賃を検索]にチェックマークを入れて検索すると、希望日の前後3日分の金額が一覧で表示されます。(チェックマークを入れないと、入力した日付のフライトのみが表示されます。)

日程・金額などを比較して希望日を選ぶとフライトの候補がいくつか表示されるので、その中から好きなフライトを選んで手続きを進めて予約完了です。

MEMO

表示されているのは合計金額(運賃や燃油サーチャージ代など全て含んでいます)なので、国内線区間(那覇~羽田往復)の運賃・空港使用料も含まれています。

小林 弘征
小林 弘征

この1回の予約で、国際線と国内線を一緒に予約できて、国内線区間も割引運賃が適用されます。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼念のため、国内線区間の運賃が本当に片道8,000円になっているのか確認してみましょう。

まずは、国内線区間も含んだ[那覇 → 羽田 → シンガポール → 羽田 → 那覇]の運賃を見てみると170,000円です。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼同じ日付で[羽田 → シンガポール → 羽田](国内線区間なし)の場合、運賃は154,000円

小林 弘征
小林 弘征

確かに国内線区間の往復運賃が16,000円(=片道で8,000円)になっています!

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

乗継空港・乗継時間を自分で指定するにはどうしたらいい?

検索結果を見ると、以下のように使い勝手が良くない組み合わせが含まれている場合があります。

  • 乗継時間が短い。(表示されている組み合わせは乗り継ぎに必要な時間を満たしています。)
  • 乗継時間が長い
  • 乗り継ぎの際に空港間移動が発生する。(羽田⇔成田など)

乗り継ぎをするのに以下のように思っている方もいると思います。

記事の読者
記事の読者
  • 国際線に乗り継ぐ前にANAラウンジでゆっくり過ごしたいから、乗継時間を3時間以上確保したい!
  • 乗り継ぎで羽田空港~成田空港の間を移動したくないから、乗継空港を羽田指定にしたい!

▼これを解消するには、検索結果画面の左下にある[乗継条件を指定]をクリックして、乗継空港と乗継時間を自分で指定します。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼ドロップダウンリスト[乗継地点を選択]から乗継空港を(羽田乗継と成田乗継のどちらか)、その下のドロップダウンリスト([指定なし]と書かれているところ)から乗継時間を指定して[検索]をクリックすると、その条件に合った組み合わせのみ表示されます。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼この方法以外にも、ANA公式サイトのトップページから国際線航空券を予約するページを開き、[複数都市で検索]から予約することも可能です。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼フライトごとに出発空港と到着空港を指定できるので、空港間移動が発生する問題もなくなります。

小林 弘征
小林 弘征

下の画像の場合、水色の枠内が往路(国内線 → 国際線)、青の枠内が復路(国際線 → 国内線)です。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

▼候補がいくつか表示されるので、自分の希望に合う乗継時間になるようにフライトを選択します。

注意

このように区間を分けて検索すると、乗継旅程としては利用できない運賃の空席状況が表示され、予約ができない場合があります。(その場合は、表示された運賃で購入できません。)

金額や内容をしっかり確認した上で、ご自身の判断・責任で予約・購入をお願いします。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索

僕もSFC修行の航空券を予約する際、このように思っていました。

  • 万が一遅延が発生した時のことを考えて、乗継時間に余裕を持たせたい。
  • ANAラウンジでゆっくり過ごせる時間を確保したい。(プレミアムエコノミーに乗る時は国際線のANAラウンジを利用できるため。)
  • 日本に帰ってきて国内線に乗り継ぐ前に一旦家に帰りたいから、乗継時間を12時間以上空けたい。
上記の「日本に帰ってきて国内線に乗り継ぐ前に…」について

僕のSFC修行のスケジュールでは、クアラルンプールから羽田に到着するのが22時台になり、その日のうちに乗り継げる那覇行きのフライトがないため、自動的に羽田出発は翌日に。

→ 羽田空港で一晩過ごすのではなく一旦家に帰ることができれば、スーツケースなどの重い荷物を家に置いて身軽な格好で国内線に乗れるので、この乗継時間が長くなるように翌日の午後便を選びました。

小林 弘征
小林 弘征

予約する前にANAに電話して、この状況を話して確認したところ、国内線に乗る前に一旦空港を出ても(家に帰っても)OKとのことでした。

ただし、以下の2点をするように言われました。

  • クアラルンプール空港でチェックインする際に、「預ける手荷物は羽田空港でピックアップする」旨を伝える。
  • 家から羽田空港に戻ってきたら、手荷物を再度チェックインしなおす。
小林 弘征
小林 弘征

この2点をすることで無事翌日の国内線に乗ることができ、もちろん何も問題はありませんでした。

国内線区間のマイル積算率と搭乗ポイント

ANA プラチナ防衛修行 10レグ目 ANA474 NH474 那覇→羽田 普通席

この乗継割引を利用する場合の、国内線区間のマイル積算率と搭乗ポイントは以下の通りです。

予約クラス積算率搭乗ポイント
F/A150%0
Y/B/M100%
U/H/Q70%
V/W/S50%
L/K30%

この国内線区間の予約クラス(ブッキングクラス)は、基本的に国際線区間の予約クラスに準じています

国際線区間の予約クラスは以下の通りです。

座席クラス予約クラス積算率搭乗ポイント
ファーストクラスF/A150%400
ビジネスクラスJ150%
C/D/Z125%
P70%
プレミアムエコノミーG/E100%
N70%
エコノミークラスY/B/M100%
U/H/Q70%0
V/W/S/T50%
L/K30%
国際線区間でプレミアムエコノミーを利用する場合

どの予約クラス(G/E/N)であっても、国内線区間の予約クラスはYクラス(=積算率100%)です。

SFC修行でPP単価を気にしている方は、単純な国際線往復ではなく、そこに国内線区間も付け足すことでPP単価を下げることができます。

小林 弘征
小林 弘征

国内線区間が片道8,000円で積算率100%というのは嬉しいですね。

無料になる路線だとさらにお得!

自分が予約するフライトの予約クラスは、ANA公式サイトの航空券検索結果画面で確認できます。

ANA国際線・国内線乗り継ぎ料金検索
  • 【国内線区間】普通席(那覇 → 羽田)→ Yクラス
  • 【国際線区間】プレミアムエコノミー(羽田 → シンガポール)→ Nクラス

また、予約済みのフライトならEチケットお客様控えにも記載されています。

ANA国内線乗り継ぎ片道5,000円
出典:ANA公式サイト

まとめ

ANA SFC修行 No.1 国内線 普通席 ANA477 羽田 那覇

ANA国際線に乗り継ぐ際に国内線区間の普通席を片道8,000円または無料で利用するための条件や予約方法などをご紹介しました。

  • 国際線と国内線を一緒に予約すると国内線区間を片道8,000円(一部の路線では無料)で利用できてお得!
  • 乗継空港・乗継時間などの希望がある場合は自分で指定してから検索可能!

特にSFC修行でPP単価を気にしている方は、国際線往復に国内線区間も付け足すことでPP単価を下げられるので、この割引を上手に活用しましょう。

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