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インドネシアのジャワ島にある世界遺産「ボロブドゥール遺跡」の公園敷地内にある唯一のホテル「マノハラホテル」 (Manohara Hotel Borobudur) に宿泊しました。
敷地内は緑が多くてリゾート感にあふれ、立地を生かした宿泊者限定特典もあり、ボロブドゥール観光をするのに最適なホテルです!
記事の読者
- マノハラホテルの部屋・アメニティ・館内施設・朝食・アクセスなどはどんな感じ?
- マノハラホテルの宿泊記を読みたい!
この記事では、
- マノハラホテルの部屋・アメニティ・外観・ロビー・館内施設
- マノハラホテルの朝食
- マノハラホテルへのアクセス
など、僕の宿泊記をご紹介します。
小林 弘征
マノハラホテル(Manohara Hotel Borobudur)とは?宿泊者だけの特典は?
インドネシアのジャワ島にあるボロブドゥール遺跡。ジョクジャカルタの北西約40kmのところに位置し、世界最大級の仏教遺跡でユネスコ世界遺産です。
マノハラホテルは、ボロブドゥール遺跡の公園敷地内にある唯一のホテル。
宿泊者限定の特典もあり、ボロブドゥール観光が目的の人にとって、特に以下の1と2は嬉しいです。
【宿泊者特典(宿泊料金に含まれるもの)】
1.ボロブドゥールの入場料金が無料(通常の営業時間内 6:00-17:00)
2.サンライズツアー(ボロブドゥールで日の出を見るツアー)が特別価格で参加できる
3.オーディオビジュアル(ボロブドゥールの歴史や見どころなどを紹介した映像)を無料で楽しめる
4.朝食付き
5.アフタヌーンティーサービス付き
通常、ボロブドゥールを見学するのに、以下の入場料金がかかります。
【入場1回のみ】
11歳以上:$25.00(約2,800円)
3-10歳:$15.00(約1,700円)
【2日間有効】
11歳以上:$40.00(約4,500円)
3-10歳:$20.00(約2,200円)
【3日間有効】
11歳以上:$60.00(約6,700円)
3-10歳:$30.00(約3,400円)
マノハラホテルに宿泊すると、通常の営業時間内であれば宿泊期間中は何度でも無料で入場できます。
これは本当にお得です!
また、サンライズツアーは通常400,000ルピア(約3,400円)ですが、マノハラホテル宿泊者は275,000ルピア(約2,300円)で参加できます。
ジョグジャカルタからボロブドゥールまではトランスジョグジャ(バス)を利用して行くこともできますが、僕はタクシーを予約してジョグジャカルタからマノハラホテルまで行きました。(所要時間:約1時間)
タクシー代は片道270,000ルピア(約2,300円)でした。
緑が多くリゾートホテルのような居心地のよさ
▼マノハラホテルに到着。
▼チェックインが済むと、おしぼりとウェルカムドリンクのサービスがあります。
ホテル全体が風が吹き抜ける構造になっていて、リゾートホテルのようで、ロビーのソファに座ると心地よい風が吹いてきます。
ホテルでは無料Wi-Fiを利用できますが、ロビーのみです。
ロビーから離れると電波が届きにくく、部屋の中でのWi-Fi利用は厳しいです。
▼ホテルには、レストラン、コーヒーショップ、売店、会議室、オーディオビジュアルなどがあります。
朝食はコーヒーショップで、朝食以外の食事はレストランで食べる形になります。
マノハラホテルは元々ボロブドゥールの発掘作業をしている人達の宿泊施設で、現在はボロブドゥールを学ぶ場所という役割を担っています。
オーディオビジュアルでは、ボロブドゥールの歴史や見どころなどを映像で学ぶことができます。
日本語の映像もあるので、事前に映像を見ておくと、ボロブドゥールを見学する時により理解しやすいと思います。
▼緑が多く、南国リゾートのような雰囲気で癒されます。
芝の手入れも行き届いています。
▼敷地が広く、開放感抜群なので、本当に気持ちいい!
▼ホテル周辺には屋台やコンビニもあるので、飲み物やお菓子などの買い出しをするのに便利です。
ホテルからは少し遠く、ホテルの入口から歩いて15分くらいは見た方がいいと思います。
ホテルでは自転車を借りられます。(1時間10,000ルピア(約85円))
僕はボロブドゥールの近くにあるムンドゥ寺院とパオン寺院にも自転車で行きました。(往復で2時間程度)
▼ホテルでは、夜に天燈(スカイランタン)上げが行われていました。
まるで、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の世界。(この日はたまたま行われていただけで、いつも実施されている訳ではないと思います。)
開放感抜群のテラスがある部屋
▼部屋の様子を見てみましょう!
今回は一人旅なので、スタンダードダブルルームに泊まりました。
部屋は広くありませんが、シンプルなつくりで、綺麗です。
テレビは壁掛けタイプです。
▼ダブルベッドの上には、ボロブドゥールの写真集が置かれていました。
▼デスクまわり。
デスクは小さくてシンプル。
▼電気ケトル、インスタントコーヒー、紅茶、砂糖などは無料で使えます。
また、1泊につき、500mlのミネラルウォーター2本がサービスで付いてきます。
この棚の下には冷蔵庫があり、自分で持ち込んだ飲み物などを冷やしておけます。
暑い外から帰ってきて、部屋で冷たい飲み物を飲めるのはありがたい!
▼部屋のドアの内側には「KIBLAT」と書かれた矢印が付いていて、メッカの方角を示しています。
インドネシアはイスラム教徒が多く、イスラム教徒は1日5回メッカの方角に向かってお祈りを捧げるため、ホテルの部屋にはこの矢印が付いています。
非常口を示している訳ではありませんので、間違えないようにしましょう!
▼バスルームも綺麗です。
タオル、ティッシュ、トイレットペーパーも用意されています。
▼アメニティは、シャンプー、コンディショナー、石けん、歯ブラシ、シャワーキャップ。
予備のトイレットペーパーもあります。
▼バスタブはなく、シャワーのみです。
お湯の勢いはあまり強くありませんが、特に気にならない程度です。
▼インドネシアでは、用を足した後、トイレットペーパーを使わずに便器の横にあるハンドシャワーで洗って済ます習慣があります。
しかし、マノハラホテルは海外からの観光客がとても多いので、トイレットペーパーが備え付けてあります。
もちろん、トイレットペーパーをトイレに流しても問題ありませんでした。
▼部屋の外にはテラスがあり、正面の広い庭とつながっています。
椅子とテーブルが置かれていて、ホテルの庭を見ながらのんびりできます。
▼テラスに仕切りはありますが、隣の部屋のテラスに簡単に移ることができる構造です。
部屋を出る際は、必ずテラスのドアにカギを掛けましょう!
ボロブドゥールに一番近くて便利なホテル
▼マノハラホテルは、ボロブドゥール遺跡の公園敷地内にある唯一のホテルです。
マノハラホテルの宿泊者は、宿泊期間中の通常営業時間内であればいつでも無料でボロブドゥールに行けるのでとてもお得!
宿泊者専用入口を利用して最短でボロブドゥールに行けるので、本当に近くて便利!
▼ボロブドゥールは広くて、階段も多く、かなり歩きます。
しかも、特に暑い日は体力の消耗も激しいので、すぐにホテルの部屋に戻れるのはメリットが大きいですよ!
僕は、朝の空いている時間帯に一度ボロブドゥールに行って、冷房の効いた部屋で昼寝などのんびり過ごして、また午後に行ったりしました。
心地良い風を感じながら楽しめる食事
朝食
▼朝食ビュッフェは、開放的で気持ちいいコーヒーショップで頂きます。
朝食は宿泊料金に含まれています。
▼朝食ビュッフェの内容は、洋食とインドネシア料理。
種類はそれほど多くないです。
食パン、クロワッサン、ブラウニー、パウンドケーキ、コーンフレーク、生野菜、たこさんウインナー、鶏むね肉の竜田揚げ(のようなもの)、ベジタブルスープ、ナシゴレン、ミーゴレン、えびせんべい、フルーツ、グァバジュース、コーヒー、紅茶、牛乳、ミネラルウォーターなど。
エッグステーションもあるので、オムレツや目玉焼きなども作ってもらえます。
▼僕が取ってきた料理。
朝からがっつりと頂きます!
▼グァバジュースがおいしくて、何度もおかわりしました。
▼庭にあるテーブル席に案内されることもあります。
朝の心地よい風を感じながら食べる朝ご飯、最高です!
昼食・夕食
▼ホテル内のレストランでは、朝食以外も食べることができます。(朝食以外は宿泊料金に含まれていません。)
カジュアルなコーヒーショップとは違い、きちんとテーブルセッティングがしてあるレストランです。
ホテルの食事といえばやたら高いイメージですが、このレストランのメニューは(日本人からすると)お手頃。
目安としては、日本の食堂やファミレス程度の価格です。
ホテルの外にある屋台などで食事をしてもいいのですが、少し歩くし遠い。
このレストランはお手頃価格で、しかもレストランを吹き抜ける心地良い風を感じながら、ボロブドゥールを見ながら食事を楽しめるので、おすすめです。
ここで食事をしている人も少なくて混雑していないというのも嬉しいです。
▼メニューは、インドネシア料理(ナシゴレンなど)も洋食(ステーキなど)もあります。
インドネシア料理に飽きてしまっても安心です。
夕食では、ナシゴレンとビールを注文。
インドネシアのビールといえば、ビンタン。
ナシゴレンもうまい!
翌日は、サテ(焼き鳥のような串焼き)とステーキも食べました。
インドネシア料理はおいしいですが、洋食は普通かな、という印象です。
感動的なサンライズツアー
ボロブドゥールで日の出を見ることができるサンライズツアーはとても人気で、僕ももちろん参加しました。
マノハラホテルに泊まるのであれば、チェックイン時または参加前日までに申し込めば大丈夫だと思います。(詳しくはホテルにご確認ください。)
参加者は、ツアー参加後にホテルでコーヒーとデザートを頂きながら休憩して、おみやげももらえます。
マノハラホテル以外のホテルに泊まってもサンライズツアーに参加できますが、マノハラホテル宿泊者は、通常400,000ルピア(約3,400円)のところ、275,000ルピア(約2,300円)の特別価格で参加できます。
また、サンライズツアーは朝4:30にマノハラホテルからスタートで、とても朝が早いです。
マノハラホテル以外のホテルに泊まっている参加者は、各ホテルからの移動時間もあるのでその分出発時間も早くなります。
早起きの負担を考えても、サンライズツアーに参加するのであればマノハラホテルに泊まるのがベストです!
▼この画像はわかりやすくするために明るく調整していますが、実際はまだ日が出ていないので真っ暗です。
ツアー参加時に借りる懐中電灯で照らさないと何も見えないくらいです。
▼朝日が出てきて、本当に幻想的で感動的!
ボロブドゥールに行くのであれば、ぜひサンライズツアーに参加してほしいです!
マノハラホテルに宿泊した感想
実際に泊まってみて感じたのは、以下の通りです。
・リゾート感があり、緑が多く、とても居心地がいい。
→ロビーもレストランも風が吹き抜ける構造になっているので、気持ちがいい。
・部屋は広くないが、清潔感があり、落ち着く。
・ボロブドゥール敷地内にあるメリットはかなり大きい。
→ボロブドゥールは入場無料で、宿泊者専用入口もある。すぐに部屋に戻って休めるのもマノハラホテル宿泊者ならでは。
・サンライズツアーも素晴らしくて感動的。
→早朝出発ですが、マノハラホテルに泊まるとギリギリまで寝ていられる。
ジョグジャカルタから日帰りでボロブドゥール観光も可能ですが、どうしても慌ただしくなってしまうと思います。
ボロブドゥール観光をおもいっきり楽しみたい方は、マノハラホテルに宿泊して、のんびりと見学するのがおすすめです!
まとめ
マノハラホテルは、
・ボロブドゥール観光をおもいっきり楽しみたい
・あまり体に負担をかけずにボロブドゥールを見学したい
・ボロブドゥールのサンライズツアーに参加したい
・リゾート感あふれる居心地良いホテルに滞在したい
という方におすすめです!
ボロブドゥール遺跡の公園敷地内にあるホテルだからこそ感じるメリットの数々。
ホテル選びに迷っている方は、マノハラホテルに決まりです!
人気があるホテルなので、宿泊したい日が決まったらすぐに予約することをおすすめします!
僕も泊まろうと思っていた期間が満室で、旅行の日程を変更しました。
気になった方は、一度泊まってみてはいかがですか?
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