鎌倉の東慶寺は縁切りスポット!アクセス・御朱印・紅葉の見頃は?

東慶寺

東慶寺は、鎌倉時代に開山されてから明治に至るまで本山を持たない尼寺で、江戸時代には幕府公認の縁切寺として知られていました。2015年に公開された、大泉洋主演の映画『駆込み女と駆出し男』の舞台はこの東慶寺です。

今回は、東慶寺への行き方、御朱印、そして紅葉の見頃などについて調べてみました。

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東慶寺とは?その歴史は?

東慶寺

東慶寺は弘安8年(1285年)に第10代執権北条貞時を開基とし、第8代執権北条時宗の夫人覚山尼を開山として建立されたと伝わっています。しかし、このことを伝える古文書は江戸時代のものであり、開山当時の文書は残されておらず、確かなことはわかっていないそうです。

しかしながら、元徳4年(1332年)に完成した東慶寺の梵鐘(現在は東慶寺ではなく、伊豆韮山の本立寺にある)に書かれた銘文から、東慶寺は鎌倉時代から存在し、かなりの規模を有する北条氏ゆかりの尼寺であったことは確実と言われています。

また、東慶寺には、この寺に駆け込めば離縁できることを定めた縁切り寺法が開山以来、明治時代に廃止されるまで600年に亘って続いたと伝えられています。

臨済宗円覚寺派の寺院で山号は松岡山、寺号は東慶総持禅寺、寺格は鎌倉尼五山二位、ご本尊は釈迦如来です。

鎌倉時代は北条氏、室町時代は関東公方足利氏の庇護を受け、戦国時代後は豊臣秀吉に寺領を安堵され、江戸時代においても鶴岡八幡宮、円覚寺に次ぐ寺領を保っていました。

代々の住持(寺院の長)は後醍醐天皇皇女(第5世用堂尼)や関東公方足利氏の息女が務めていて、寺は松ケ岡御所と称され、住持は御所様と呼ばれるなど、格式の高い尼寺でありました。

住持の中で特筆すべきは20世の天秀尼です。大坂落城後、豊臣秀頼の娘が千姫の養女として出家することを条件に助命され、その後天秀尼となって東慶寺に入り、後に20世の住持となったのです。

22世住持玉淵尼の後は、明治に至るまでの130年の間、東慶寺には尼僧のみで住持はいない状態が続きます。

明治に入って縁切り寺法が廃止され、寺領からの年貢が得られなくなり東慶寺の寺領は山林を残すだけとなりましたが、その大半も横領されてしまいます。このため寺の維持が困難となり、尼僧、被官は解散、寺内法務は本山円覚寺の役僧に委ね、老住持法孝尼は別房に退隠し、寺は修繕の途もなく廃れていきます。こうした中で仏殿が原三溪に引き取られます。(現在も横浜三渓園内に現存。)

明治35年(1902年)法孝尼は78歳でこの世を去り、尼寺としての東慶寺は幕を閉じることになります。

以後、男僧が住持となりますが、明治38年(1905年)に円覚寺管長をつとめていた釈宗演(しゃくそうえん)が管長職を辞して東慶寺の住持となりました。

釈宗演は、円覚寺時代に参禅に訪れていた鈴木貞太郎(後の鈴木大拙)とともに、後に日本の禅文化を海外に広くしらしめることになるのです。宗演・大拙両名の功績により、東慶寺は女性救済の駆け込み寺から世界的な禅寺となりました。

 

東慶寺の寺法による縁切り手続きとは?

東慶寺

以下は、江戸時代後期に縁切り(離婚)手続きが整備された後の記録によります。

東慶寺では、駆込みがあるとすぐに寺に入れるのではなく、まず御用宿に女を預けます。

御用宿は単なる宿泊施設ではなく、寺に代わって女の身元調べを行い、夫方との和解や調停をすることもありました。現在でいう司法書士、示談仲介を行う弁護士の役割も果たしていたようです。 映画『駆込み女と駆出し男』では樹木希林が演じていました。

身元調べの後は「女実親呼出」です。呼出状を受け取って出頭した親は、御用宿側からまず娘に復縁を勧めるように言われます。娘の離縁の意思が固い場合は、夫側と交渉をして内済離縁(示談)にするよう親に伝えます。離婚に不承知だった夫も、東慶寺に掛け込まれたとなれば諦めることが多かったといいます。

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東慶寺の紅葉の見頃はいつ?

紅葉の見頃は11月下旬から12月下旬頃まで、特に12月上旬がピークでおすすめです。

東慶寺は大きな寺ではありませんが、境内随所に紅葉があり、その紅とそばの銀杏の黄色とのコントラストが見事です。

最も見事なのが、本堂前にある紅葉の木です。樹形、葉の色づきともに素晴らしいので、一見の価値ありです。

また、境内には大銀杏があります。 鶴岡八幡宮の大銀杏が強風で倒れて(現在は残った切り株が移植されています)しまった今では鎌倉有数の銀杏です。

ちなみに、境内は撮影自由ですが、三脚禁止なのでご注意を!

 

御朱印

東慶寺では、本尊「釈迦如来」、鎌倉三十三観音霊場第三十二番「聖観世音菩薩」、「水月観音菩薩」の3つの御朱印を頂けます。

山門脇の拝観受付所で拝観料を納めて中に入ります。

境内を進むと、右手に書院、本堂と続きます。さらに進むと、松岡宝蔵が見えてきます。

御朱印はここで頂けます。

御朱印代:300円

▼鎌倉三十三観音霊場第三十二番「聖観世音菩薩」の御朱印。

御朱印 東慶寺出典:http://syuin.kenism.net

 

アクセス

最寄駅はJR横須賀線「北鎌倉駅」で、徒歩約4分。

駅舎を出てまっすぐ進む → 県道21号線(鎌倉街道)に出る → 左折して県道沿いに約300m歩く → 東慶寺総門入口に到着

ちなみに、東慶寺に駐車場はありません。

 

拝観時間・拝観料

拝観時間:
8:30-17:00
冬季(11-2月) 8:30-16:00

閉門日:なし

拝観料:
大人 200円
小・中学生 100円

【松岡宝蔵】
開館時間:9:30-15:30

休館日:月曜日(祝祭日の場合は開館)

入館料:
特別展 500円
常設展 400円
※小・中学生は一律200円

【ショップまつがおか】
※松岡宝蔵内(入場無料)
営業時間:9:30-15:30

定休日:月曜日(祝日の場合は開店)

【東慶寺ギャラリー&ショップ】
※東慶寺正門すぐ右(入場無料)
営業時間:10:00-16:00

定休日:月曜日(祝日の場合は開店)

 

まとめ

東慶寺

横須賀線の線路を挟んで向かいにある円覚寺や建長寺の大伽藍に比べるとこぢんまりとしている東慶寺。永らく尼寺であったその佇まいからは柔らかさも感じます。紅葉の時期だけでなく、四季折々の花も楽しめる古刹を訪れてみてはいかがでしょうか?

東慶寺
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1367
電話番号:0467-22-1663

>>> 東慶寺のホームページをチェック

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