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飛行機が大好き!飛行機を近くで見たい!
ANA機体工場見学が “ANA Blue Hangar Tour” としてリニューアルされたので、早速参加してきました。
リニューアルされる前のANA機体工場見学にも何回か行ったことがあるので、どのように変わったのか見るのも楽しみです。
記事の読者
- ANA機体工場見学 (ANA Blue Hangar Tour) のツアー内容を知りたい!
- ツアーはいつ開催されるの?
- ツアーを予約するにはどうしたらいいの?
- ツアーに参加するとおみやげはもらえるの?
- リニューアルされる前のANA機体工場見学の様子も見てみたい!
この記事では、
- ANA機体工場見学 (ANA Blue Hangar Tour) のツアー内容・開催日・開催時間・アクセス・予約方法・グッズショップ・おみやげ
- リニューアル前のANA機体工場見学の様子
などをご紹介します。
小林 弘征
ANA機体工場見学 (ANA Blue Hangar Tour) とは?
ツアー内容
ANAグループの整備部門について学んで、飛行機が整備される格納庫を見学します。
ツアー(約90分)は以下の内容で構成されています。
受付カウンターでチェックインを行います。(ツアー開始30分前から入館可能)
身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)の提示が必要なので、お忘れなく!
ANAグループの整備部門 “e.TEAM ANA” や整備作業などについて、話を聞いたり映像を見て理解を深めます。
ミニクイズもあります。
整備部門 “e.TEAM ANA”、整備作業、整備士などについて学ぶことができ、整備作業の模擬体験もできます。
展示ホールの見学は自由です。(ツアー開始前・終了後どちらでも見学可能で、ツアー終了30分後になると展示ホールは閉まります。)
展示ホールの見学はツアー終了30分後までですが、グッズショップでの買い物は特に時間制限はありません。
開催日・開催時間
ツアーは月~金曜日に行われます。(休館日:土日祝日、年末年始)
- 【2022年4月~6月】9:30/13:30
- 【2022年7月以降】9:30/11:00/13:30/15:00
小林 弘征
アクセス
東京モノレール「新整備場駅」下車 →(徒歩約15分)→ ツアー受付(ANAコンポーネントメンテナンスビル)
小林 弘征
対象年齢
小学生以上
安全上の理由で、保護者同伴でも小学生未満は参加不可。
ツアー中にしてもいいこと、してはいけないこと
ツアー(館内)での禁止事項があるので、必ず守りましょう!
- 飲み物
- 写真撮影(三脚・自撮り棒の使用はNG)
- 食べ物
- 携帯電話での通話
- 動画撮影
- 音声録音
掲載画像について
ツアー中は自由に写真撮影できますが(動画撮影・音声録音はNG)、その画像をブログやSNSなどインターネット上に公開したい場合は事前にANAに掲載許可をもらう必要があります。
小林 弘征
ちなみに、掲載を許可されない写真は以下の通りです。
- 他の航空会社の飛行機が写っている写真
- 他のツアー参加者、整備士、ガイドスタッフが写っている写真
- お話し会中のスクリーンを写した写真
- その他、ANA広報担当者が不適切だと判断した写真
僕の場合、整備士の方々などが写り込んでいる画像は、本人が特定できないように顔だけでなく全身に強くボカシを入れることで、掲載許可を頂きました。
予約
予約方法・ツアー料金
予約はANA Blue Hangar Tour公式サイトで行います。(インターネットのみ)
小林 弘征
予約開始日
見学希望日1ヵ月前の同一日午前9:30から2営業日前まで(予約希望日が31日などで1ヵ月前に同日がない場合、その翌月1日から予約開始)
例:6月1日開催のツアーの予約 → 5月1日午前9:30から受付開始
小林 弘征
ANA Blue Hangar Tourに参加した時の様子をご紹介!
受付
▼東京モノレール「新整備場駅」に到着。
駅を出ると(改札は一つのみ)左側は羽田空港で、A滑走路とC滑走路を結ぶ連絡誘導路があり、目の前を飛行機が通っていくのを見ることができます。
小林 弘征
▼駅を出た右側にはJALの建物があるので、その建物に沿って(一つ目の角を)右に曲がって、ずっとまっすぐ進みます。
▼10~15分くらい歩くと「ANA機体工場見学へようこそ」という案内板(下の画像内の右下にある看板)が見えてきます。
通りを渡ったところにある大きな建物が、ツアー受付がある「ANAコンポーネントメンテナンスビル」です。
▼ANAコンポーネントメンテナンスビルの透明な看板の右側が受付入口です。
▼中に入ったところが受付ロビーで、ここでチェックインを行います。
▼受付ロビー全体。(ツアー終了後に撮影したものです。)
▼受付の左側には、整備士さんと一緒に写真が撮れる顔出しパネル。
▼受付の右側には、お話し会場(奥のドア)と手荷物を入れるロッカー(手前のドア)。
改札のようなものが見えますが、格納庫見学に行く際はここから出発して、ここに戻ってきます。
▼お話し会場の横の壁には、ANAグループのスローガン「あんしん、あったか、あかるく元気!」が書かれています。
▼受付ロビーの横に展示ホールがあります。
小林 弘征
▼受付ロビーにはコンビニ(セブンイレブン)とグッズショップもあります。
小林 弘征
お話し会場
▼お話し会場は座席指定で、チェックインの際に言われた空港名の席に座ります。(ゲストカードの裏面にも書かれています。)
小林 弘征
席に着いて前方のスクリーンに表示されている注意事項を読んだら、格納庫見学の際に持っていかない手荷物をロッカーに入れて、お話しの時間までは展示ホールを見たりしながら自由に過ごせます。
▼お話し会場には、以前機内で使用されていたシート、計器類、モデルプレーン、ガンダム、校外学習で来た小学生からのコメントなど、ANAに関わるものがいろいろと展示されていて、見ているだけでおもしろい。
▼ANA機体工場見学の歴代入館パスと参加記念品も展示されています。
小林 弘征
この回の参加者は計7名(+後から小学生と先生のグループ15名程度が合流(校外学習かな?))で、一家族(3名)以外の4名は僕も含めて全て一人参加の男性でした。
小林 弘征
このお話しの時間では、格納庫見学の前にANAグループの整備部門 “e.TEAM ANA” や整備作業などについて、話を聞いたり映像を見て理解を深めます。
途中でミニクイズもあり(以前は正解者はグッズをもらえましたが、今回はありませんでした)、映像は “e.TEAM ANA” を紹介する内容でした。
格納庫見学
▼お話し会が終了して、5分間の休憩をはさんで、いよいよ格納庫見学に出発です。
各テーブルにヘルメットとインナーキャップ(髪にかぶせるメッシュ状のキャップ)が用意されているので、これらをかぶります。
インナーキャップをかぶると髪型が崩れるので、髪をきっちりセットしている人はご注意を!
▼格納庫に到着。
格納庫に移動する途中で保安検査を受けます。
大きなバッグなどを持っていくと検査に時間がかかるので、見学に必要なもの以外はロッカーに入れておきましょう!
まずは3階デッキから格納庫全体を見て、その後に1階に下りて近くで飛行機を見学します。
この第1号格納庫は7機まで格納可能で、この日は以下の5機がありました。
- JA73AN B737-800
- JA923A B787-9
- JA812A B787-8「TOMODACHIイニシアチブ」特別塗装機
- JA625A B767-300ER
- JA301K B737-500 整備訓練専用機
小林 弘征
▼JA625A (B767-300ER) の垂直尾翼を後ろから。
▼JA923A(B787-9/奥)とJA812A(B787-8/手前)が見えます。
▼階段を下りて、飛行機を間近で見学。
まずはJA812A(B787-8「TOMODACHIイニシアチブ」特別塗装機)をいろいろな角度から。
エンジンのギザギザも目の前でしっかり見ることができました。
小林 弘征
▼ロールス・ロイス製エンジン。
▼エンジンカバーのトンネルをくぐりたい。
▼JA73AN (B737-800)。
小林 弘征
▼JA923A (B787-9)。
小林 弘征
▼JA625A (B767-300ER)。
小林 弘征
▼格納庫の外を見ると、ANAの飛行機が離陸したところでした。
小林 弘征
▼JA301K (B737-500) は、技術系社員が実技経験を積んだり、整備士を養成するための整備訓練専用機。
エンジンの側面にイルカのイラストが描かれていて「スーパードルフィン」として愛されてきましたが、2018年に退役しました。
小林 弘征
▼撮影しまくっていたら、あっという間にツアー終了です。
展示ホール
▼展示ホールでは、以下のようなことを学べます。(ツアー終了30分後まで見学可能)
- ANAグループのあゆみ
- 整備部門 “e.TEAM ANA”
- 整備作業
- 整備士
- 航空機の部品・素材
- 航空機が飛ぶ仕組み
▼この垂直尾翼は原寸大。
▼ANA(全日本空輸)のはじまりは、ヘリコプター運航事業を行っていた「日本ヘリコプター輸送株式会社」でした。
▼ANAグループの整備部門 “e.TEAM ANA” と整備作業について説明されています。
▼タイヤの摩耗点検をしたり、レンチでボルトを締め付けたりなど、整備作業の模擬体験もできます。
▼フライトレコーダーの実物も置かれています。
▼整備士のヘルメットの上に貼ってあるテープは役職を表していて、黄色いヘルメットは新人、青いテープは一般職、緑のテープはチーフ(班長)、黒いテープは管理職だそうです。
▼整備士の腕には知識と経験が豊富であることを表しているエンブレムが付いていて、最高レベル「グループマイスター」が現在7名しかいないそうです。
この画像は、格納庫見学へ移動する際に乗ったエレベーター内で撮ったものです。
▼一等航空整備士の資格を取るには、このファイル10冊分程度の知識を身につける必要があるそうです。
▼B787-8で実際に使われていた国際線ビジネスクラスのシート。
▼航空機で使われている素材、計器類、ライト、ピトー管など。
グッズショップ
▼ANAオリジナルグッズを定価の20%割引で購入できます。
一部の商品(廃棄窓を再利用したキーホルダー、そらっちグッズ、カレー、書籍など)は割引適用外です。
小林 弘征
▼僕が買ったのは、B777とB787のフライトタグ(各880円→各704円)、そらっち刺繍ネームタグ(495円)、カラビナキーリング(770円→616円)です。※全て税込
▼受付のモニターを見ると、終了したツアーの備考欄には “Departed”(出発済み)と表示されています。
ツアー参加者へのおみやげ
チェックインの際に受け取ったのは、機体工場見学の案内冊子、注意事項の紙、ツアー中に首から下げるゲストカード。
ツアー参加の記念品は、東北FLOWER JETのポストカードでした。
ゲストカードも含めてこれら全て持ち帰ることができます。
リニューアル前のANA機体工場見学の様子もご紹介!
リニューアルされる前のANA機体工場見学に行った時の様子もご紹介します。
受付・展示
▼受付場所は現在と同じANAコンポーネントメンテナンスビルです。
新整備場駅の看板が今と違いますね。
▼ANAコンポーネントメンテナンスビルに到着。
受付カウンターで手続きをして、見学が始まるまでは受付カウンターの前で待ちます。(見学開始時刻の30分前から受付開始)
受付ロビーには航空機のタイヤ、コックピットなどが展示されています。
▼ANA創立50周年をお祝いしてプラット&ホイットニー社から寄贈されたエンジン。
▼ANA × GUNDAM SKY PROJECT のガンダム。
小林 弘征
講堂での説明・ビデオ上映
ANA機体工場見学は2部構成(約90分)になっています。
- 講堂での説明・ビデオ上映
- 整備作業中の飛行機の見学
▼講堂には、飛行機に使われている素材や部品などが展示されています。
下の画像内の右下に写っている部品は速度を計測する「ピトー管」で、僕の大好きな映画『ハッピーフライト』にも出てきます。
小林 弘征
▼モデルプレーンも展示されています。
▼講堂では飛行機や整備についての説明やビデオ上映が行われ、飛行機が飛ぶ仕組みを模型を使って説明してくれたり、飛行機に関するクイズなどもありました。
小林 弘征
整備作業中の飛行機の見学
▼このヘルメットをかぶって格納庫へ移動して、整備中の飛行機を見学します。
▼B777を整備中。
レドーム(飛行機の先端部分)が開けられている光景を見られるのは珍しいそうです。
▼JA825A (B787-8)。
B787はコックピットの窓が4つで、ワイパーが縦型なのが特徴です。
▼JA82AN (B737-800)。
B737のエンジンを正面から見ると、円型ではなく、底部分がつぶれたようなおにぎり型になっています。
▼ウイングレットがあるのもB737の特徴の一つ。
空気抵抗を減らして、燃費を向上させる効果があります。
小林 弘征
▼機内用トイレが置かれています。
▼格納庫の扉が開くときれいな青空が!
▼ポケモン特別塗装機「ピース★ジェット」(JA754A/B777-300) を整備中。
歴代のポケモンジェットのエンジンカバーにはモンスターボールが描かれています。
▼テールスキッドが見えます。
胴体後方下部に装着されている突起部品で、着陸時に胴体後方下部が直接滑走路に接触して破損するのを防ぐ役割があります。
グッズショップ
▼受付ロビーには、ANAオリジナルグッズなどを販売しているショップがあります。(見学前・見学後どちらでも買い物可能)
ANAオリジナルグッズは空港内のショップなどよりも安く買えます。
▼僕は、飛行機の形をしたボーイング社クリップを買いました。
ツアー参加者へのおみやげ
▼機体工場見学の案内冊子とクリアファイルをもらいました。
入館証も記念に持ち帰ることができます。
小林 弘征
まとめ
ANA機体工場見学 (ANA Blue Hangar Tour) をご紹介しました。
- 格納庫見学では飛行機を近くで見ることができて大興奮!
- ANAオリジナルグッズを定価の20%割引で購入できる!
- ツアー中に撮影した画像をSNSなどで使いたい場合は事前にANAの掲載許可が必要!
- 予約はすぐに埋まってしまうのでお早めに!
ANA Blue Hangar Tourは無料です。
実施されるのは平日のみで、人気があって予約が取りにくいですが、飛行機やANAが好きな方、整備作業について理解を深めたい方などは参加してみてはいかがですか?
公式サイト:ANA Blue Hangar Tour(ANA機体工場見学)
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