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差し込む光がハートの形でSNS映えして、ジブリの世界みたいで幻想的ということで有名になった「濃溝の滝(亀岩の洞窟)」。
記事の読者
- 濃溝の滝でハート形の光などを見るのにおすすめの時期・時間帯は?
- 濃溝の滝・亀岩の洞窟ってどれを指してるの?
- 濃溝の滝の営業時間・料金を知りたい!
- 濃溝の滝への行き方は?
この記事では、
- 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)でハート・ホタル・紅葉を見るのにおすすめの時期・時間帯
- 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)の見どころ
- 濃溝の滝・亀岩の洞窟はどれを指しているのか
- 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)の営業時間・料金・アクセス・駐車場
- 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)で買ったおみやげ
などをご紹介します。
濃溝の滝・亀岩の洞窟とは?
濃溝の滝
「差し込む光がハートの形でSNS映えする!」「ジブリの世界に入り込んだみたいで幻想的!」ということで有名になった「濃溝の滝」。
濃溝の滝は、千葉県君津市の清水渓流広場の中にあります。
小林 弘征
▼この洞窟は、蛇行した川のくびれ部分をつなぐ(=「川廻し」(かわまわし))ために約350年前に人の手で掘ったことでできました。
限りある平坦な土地を有効活用するため、川廻しをすることで古い川の跡を水田に変えることが目的でした。
川は上流から下流へと(高いところから低いところへと)流れていくので、トンネルを掘った時にできた高さが滝を生み出しました。
▼自然豊かな場所にあり、幻想的な光景が広がっています。
ハート形の光で有名なあの場所は濃溝の滝ではない?
▼光が差し込んで水面に反射してハートの形に見えることで有名になったこの場所。
一般的には「濃溝の滝」として知られています。
しかし、実はこの場所は「濃溝の滝」ではなく、正しくは「亀岩の洞窟」(かめいわのどうくつ)です。
この場所がSNSで有名になった際に間違った名称で拡散されてしまったため、この場所=「濃溝の滝」と覚えられてしまいました。
滝で削り取られた岩肌に亀に似た岩が現れたことから「亀岩の洞窟」と呼ばれています。
亀は北極星(北辰)の分神で、妙見菩薩(=北極星を神格化)が宿ると言われているため、「北辰妙見洞」とも呼ばれています。
実はどれが「濃溝の滝」「亀岩の洞窟」なのか正式には決まっていない!
▼清水渓流広場の遊歩道のスタート地点のすぐ右にある掲示板に、清水渓流広場内の詳しい案内図の紙が貼られています。(後日行った時にはこの紙は貼られていませんでした。)
これを見ると、
- 「亀岩の洞窟」=差し込んだ光がハート形に見える、SNS映えする洞窟
- 「濃溝の滝」=亀岩の洞窟から少し(50mくらい)下流に行ったところにある滝
だと理解できます。
「農溝の滝は、遊歩道右側にあります。」とも書かれています。
昔、農作業用の水車小屋があり、その水車を回すために溝を掘り、その溝から流れる滝ということで「農溝の滝」と言われるようになりました。(いつからか「農」にサンズイが付いて「濃溝」となったそうです。)
▼下の画像の場所が濃溝の滝の滝つぼ部分らしいです。(もしかしたら、これが濃溝の滝?)
ネットで調べると、以前は濃溝の滝付近に案内板が設置されていましたが、僕が行った時はありませんでした。
小林 弘征
水中の岩肌がハート形になっています。(丸で囲んでいる部分)
どれが(どの部分が)濃溝の滝なのかよくわからず、せっかくなので、どれが濃溝の滝なのか君津市に確認してみたところ、
- どれが「濃溝の滝」でどれが「亀岩の洞窟」なのか正式には決まっていないので、君津市からの公式な情報として「これが濃溝の滝です」「これが亀岩の洞窟です」とはお伝えすることができないんです。
とご回答を頂きました。
小林 弘征
詳しく話を聞いてみると、
- 「濃溝の滝」「亀岩の洞窟」とはどの場所を指しているのかについて現地の方々の間でも意見が分かれているため、そのような事情から、君津市から情報を出す際は「清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)」という表記にしているんです。
とのことです。
小林 弘征
遊歩道のスタート地点に貼ってある案内図の紙も君津市が貼ったものではないらしいので、現地の方が貼ったのかもしれません。
ということで、一般的には
- 「亀岩の洞窟」=差し込んだ光がハート形に見える、SNS映えする洞窟
- 「濃溝の滝」=亀岩の洞窟から50mくらい下流に行ったところにある滝
とされていますが、正式にはこのように定義されているわけではありません。
便宜上、この記事内では
- 「亀岩の洞窟」=差し込んだ光がハート形に見える、SNS映えする洞窟
- 「濃溝の滝」=亀岩の洞窟から50mくらい下流に行ったところにある滝
として説明していきます。
アクセス
電車の場合
- JR久留里線「上総亀山駅」下車 →(君津市デマンドタクシー「きみぴょん号」・約15分)→ 清水渓流広場
デマンドタクシーは乗り合いタクシーで、君津市の指定範囲内であれば1人1回500円(税込/前払い)で利用できます。(利用する1週間前~30分前までに予約が必要)
▼清水渓流広場からデマンドタクシーを利用する場合の乗り場は、清水渓流広場の第1駐車場を出てすぐ目の前にある道路を左方向(上総亀山駅・亀山湖方面)に170mほど歩いたところにある郵便ポストと公衆電話の前です。
乗り場は清水渓流広場の第1駐車場内ではありません。(混雑時は車が駐車場内に入れなくなる場合もあるため、この場所が乗り場になっているそうです。)
▼君津市デマンドタクシー「きみぴょん号」。
乗り合いタクシーですが、この時は他に乗客はいなくて貸切でした。
「きみぴょん号」はワゴン(10人乗り)とセダン(5人乗り)があります。
▼JR久留里線は千葉県内のJR線で唯一電化されていないローカル線で、豊かな自然の中を走ります。
上総亀山駅は久留里線の終着駅です。
上総亀山駅発着の久留里線はそれぞれ1日数本しかないので、特に平日は1本乗り遅れると数時間待つ場合もあります。また、久留里線内で乗車・下車する場合の支払いは現金のみなので、SuicaなどのICカードは使えません。
バスの場合
- JR「東京駅」下車 →(高速バス「アクシー号」(東京~鴨川線)・約2時間)→ バス停「君津ふるさと物産館」下車 →(徒歩・約20分)→ 清水渓流広場
- JR「千葉駅」下車 →(高速バス「カピーナ号」(千葉~鴨川線) ・約1時間30分)→ バス停「君津ふるさと物産館」下車 →(徒歩・約20分)→ 清水渓流広場
▼東京駅・千葉駅方面からバスに乗ってきた場合はこの黄色いバス停「君津ふるさと物産館」で下りて、この道(房総スカイライン/県道24号)をバスが進む方向に向かって(下の画像1枚目の右下から左上に向かって)歩きます。
歩くのが厳しい場合は、君津市デマンドタクシー「きみぴょん号」を利用しましょう!(要予約)
▼清水渓流広場までは、道に沿って約20分間まっすぐ進むだけです。
小林 弘征
▼紅葉の時期は、赤やオレンジの木々を見ながら散策できます。
▼右側に「風鈴堂」というお店が見えてきたら、そこが清水渓流広場です。
車の場合
- 館山自動車道「君津IC」下車 → 約40分
- 圏央道「木更津東IC」下車 → 約35分
カーナビを利用して行く場合は、「濃溝の滝 千寿の湯」または「千葉県君津市笹1954-17」でルート検索すると行きやすいです。
駐車場
- 清水渓流広場駐車場
料金:無料
収容台数:約130台(第1~3駐車場合計)※第1駐車場は26台
清水渓流広場が混雑している時には、きみつふるさと物産館または片倉ダム記念館(君津ふるさと物産館のすぐ前)の駐車場を利用して清水渓流広場まで歩いて行くこともできます。(どちらも徒歩約20分)
- きみつふるさと物産館(道の駅「ふれあいパーク・きみつ」)駐車場
料金:無料
収容台数:105台
※営業時間は9:00-18:00(4月~9月)、9:00-17:00(10月~3月) - 片倉ダム記念館駐車場
料金:無料
収容台数:70台
※開館時間は10:00-15:00(火曜日のみ12:00まで)と短いのでご注意を!
▼清水渓流広場の第1駐車場。
小林 弘征
▼駐車場の横には、 恋愛運・金運・健康運を占えるししおどしがあります。
営業時間・料金
営業時間
24時間
料金
無料
清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)でハート・ホタル・紅葉を見るのにおすすめの時期・時間帯は?
清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)では季節によっていろいろな表情を見せてくれます。
年間を通じていつでも楽しめますが、特におすすめの時期・時間帯をご紹介します。
ハート形の光
- 3月・9月のお彼岸時期(春分の日・秋分の日前後)の午前6:30~午前7:30頃
朝日がスポットライトのように差し込んで、水面に反射してハートの形になります。
ホタル
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- ゲンジボタル:5月下旬~6月中旬頃
- ヘイケボタル:6月中旬~7月下旬頃
清水渓流広場はホタルの名所としても知られていて、木道でホタルを鑑賞できます。
紅葉
- 11月下旬~12月上旬頃
11月上旬頃から少しずつ色づき始め、11月下旬頃に見頃を迎えます。
▼特に木道沿いで紅葉を楽しめます。
▼亀岩の洞窟の紅葉はこのような感じです。
多少黄色く紅葉している部分もありますが、鮮やかな紅葉を楽しむなら木道沿いの方がいいかもしれません。
小林 弘征
清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)の案内・見どころ
▼まずは清水渓流広場の全体図を見てみましょう。
- 駐車場 → 遊歩道 → 濃溝の滝・あづまや → 幸運の鐘 → 亀岩の洞窟 → 木道 → 駐車場
と広場内を1周する形になっていて、1周15分~30分程度です。
入口・遊歩道
▼駐車場のすぐ横に遊歩道があります。
トイレは駐車場にある1ヵ所のみです。
▼遊歩道を進んでいきます。
小林 弘征
あずまや
▼遊歩道のつきあたりにあずまやがあります。
濃溝の滝
▼遊歩道のつきあたり右側の柵の向こう側に濃溝の滝があります。
▼以前は濃溝の滝の案内板があったようですが、今はないので、言われなければ完全にスルーしてしまいそうな滝です。
小林 弘征
幸運の鐘
▼遊歩道のつきあたり左側に幸運の鐘があります。
平成23年に君津市民から寄贈され、君津市長によって「幸運の鐘」と名付けられました。
この鐘の左奥に亀岩の洞窟の滝部分が見えます。
▼カメラスタンドがあるので、記念撮影もできます。
幸運の鐘の左側にある階段を下っていくと亀岩の洞窟です。
亀岩の洞窟
▼階段を下り、右側の川にあるちょっとした陸地へ進むと…。
▼正面に亀岩の洞窟があります。
僕が行った時は光が差し込んでハートの形に見える時期ではありませんでしたが、ジブリの世界のような光景が広がっていました。
小林 弘征
木道
▼亀岩の洞窟から駐車場へ戻る道は木道になっていて、季節によってホタルや紅葉などを楽しみながら散策できます。
現在木道として使われている場所は、「川廻し」により川でなくなった箇所の一部です。
きみつソフト・きみつプリン
▼君津市は卵の生産量全国第2位の千葉県の中でも生産量が多く、駐車場のすぐ横にある「風鈴堂」では、オムライス、卵かけごはん、プリンなど、新鮮な卵を使った食事・スイーツを楽しめます。
また、地元の牛乳を使ったソフトクリームも味わえます。
小林 弘征
▼店の中と外にテーブルがあります。
小林 弘征
▼君津牛乳の生乳を使って作られている「きみつソフト」(税込380円)。
小林 弘征
▼君津産の鶏卵「菜の花エッグ」を使って作られている「きみつプリン」(税込300円)。
プリンは80gと小さめで、通販でも購入可能です。
小林 弘征
濃溝の滝おみやげセンター
▼風鈴堂の隣にはおみやげセンターもあって、濃溝の滝・亀岩の洞窟オリジナルグッズ(ポストカード・クリアファイル・ジグソーパズル・お菓子など)や、千葉県の名産品などが販売されています。
濃溝温泉 千寿の湯
▼おみやげセンターの隣には源泉掛け流しの温泉「濃溝温泉 千寿の湯」があります。
浴室の窓からは新緑や紅葉など笹川の渓谷を眺めることができます。
- 大人:1,000円
- 小人(5才以上):500円
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買ったおみやげ
清水渓流広場で買ったおみやげをご紹介します。
▼ポストカード。
濃溝の滝おみやげセンターで販売されているポストカードは種類豊富で、その中の6枚を買いました。(1枚100円(税込))
まとめ
清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)についてご紹介しました。
- ハート形の光が見られるのは3月・9月のお彼岸時期の午前6:30~7:30頃!
- 紅葉を楽しめるのは11月下旬~12月上旬頃!
- 散策後はきみつソフト・きみつプリンがおすすめ!
ジブリの世界のような幻想的な場所で癒やされてみてはいかがですか?
清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)
住所:千葉県君津市笹1954
電話:0439-56-1325(君津市経済振興課観光振興係)
公式サイト:清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)
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