毎年楽しみなのが、夏の大型連休「お盆休み」。
旅行や帰省などの計画を立てるのに、お盆休みの期間が気になりますよね!
この記事では、2025年のお盆休み・お盆期間について詳しくご紹介します。
- 2025年のお盆休みの期間(銀行・郵便局・行政機関(市役所・県庁など)・病院・企業など)
- お盆の意味・期間・時期
この記事では、一般的なお盆休みの期間をご紹介しています。
企業などによって時期や期間が異なる場合もありますので、ご了承ください。
2025年のお盆休みの期間はいつからいつまで?企業や銀行などによって違うの?
企業や機関などによって2025年のお盆休みの時期や期間は異なるのか、パターン別にご紹介します。
まずは、2025年のお盆期間を見てみましょう。

8月13日(水)~8月16日(土)の4日間

基本的に、企業などのお盆休みはこの期間に合わせて設定されます。
銀行・行政機関(市役所・県庁など)

なし
一般的に、金融機関や行政機関はカレンダー通りに業務しているので(平日は営業、土日祝日は休み)、お盆休みという期間は特にありません。

銀行などのATMも通常通り利用できます。
ちなみに、銀行と行政機関の休日はそれぞれ「銀行法施行令」「行政機関の休日に関する法律」で定められています。
(休日)
出典:e-Gov電子政府の総合窓口 銀行法施行令
第五条 法第十五条第一項に規定する政令で定める日は、次に掲げる日とする。
一 国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日
二 十二月三十一日から翌年の一月三日までの日(前号に掲げる日を除く。)
三 土曜日
2 前項各号に掲げる日のほか、次に掲げる日は、銀行の営業所の休日とすることができる。
一 銀行の営業所の所在地における一般の休日に当たる日で当該営業所の休日として金融庁長官が告示した日
二 銀行の営業所の設置場所の特殊事情その他の事情により、当該営業所の休日としても業務の健全かつ適切な運営を妨げるおそれがないものとして当該営業所につき金融庁長官が承認した日
(行政機関の休日)
出典:e-Gov電子政府の総合窓口 行政機関の休日に関する法律
第一条 次の各号に掲げる日は、行政機関の休日とし、行政機関の執務は、原則として行わないものとする。
一 日曜日及び土曜日
二 国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日
三 十二月二十九日から翌年の一月三日までの日(前号に掲げる日を除く。)
郵便局

なし
一般的に、郵便局(郵便窓口)はカレンダー通りに業務しているので(平日は営業、土日祝日は休み)、お盆休みという期間は特にありません。
主要な郵便局(大きな郵便局など)は、土日祝日も営業しているところがあります。
病院・歯科
お盆期間を中心に休みになることが多い。
医療機関はお盆期間を中心に休診にすることが多いですが、お盆休みの期間はそれぞれ異なります。

かかりつけの病院・歯科がある場合は、緊急時に備えてお盆休みの期間を事前に確認しておきましょう!
一般企業

8月13日(水)~8月17日(日)の5連休
一般企業は「お盆期間=お盆休み」とするところが多いです。
2025年はお盆期間の4日間と日曜日が並んでいて、5連休になっています。

8月12日(火)を有休にすると9連休も可能です。

8月9日(土)~8月17日(日)の9連休
※8月12日(火)を有休にする場合

企業によっては、社内一斉のお盆休み(夏季休暇)を設定していないところもあります。
社内一斉のお盆休みがない場合は、会社から与えられた数日間の休日(または自分の有給休暇)を使って夏休みを取ります。(一例です。)
大企業、福利厚生がしっかりした企業

8月9日(土)~8月17日(日)の9連休
大企業や福利厚生が整っている企業などでは、お盆期間+その前後などをまとめて長期休暇にする場合があります。
自動車関連企業

8月9日(土)~8月17日(日)の9連休
トヨタなどの自動車関連企業には企業(グループ)独自のカレンダーがあり、お盆休みは一般企業よりも長く設定されています。
自動車関連企業の休みは通常土日のみで(祝日は稼働日となる)、稼働日となった祝日などの分をゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始に回して、それぞれを長期休暇にしています。
サービス業(接客業)
お盆期間ではなく、他の時期に休みを取る。
一般企業がお盆休みの時期は稼ぎ時なので、社内一斉のお盆休みを設けているところはかなり少ないと思います。

僕はサービス業の仕事をしていた時がありますが、お盆期間はとても忙しいので休みを取るのは難しかったです。
サービス業に従事している人の宿命ですね。
ただ、逆に考えれば、一般的なお盆休みの時期からずらして休みを取ることができるので、旅行を予定している場合、航空券・ホテル・ツアーなどの料金が安い時期に楽しむことができます。

安くて空いている時期に旅行を楽しめるので、旅行好きには嬉しいです!
「お盆」とお盆期間について
そもそも「お盆」とは?お盆期間は?
「お盆」(おぼん)とは、ご先祖様の霊を祀る、夏に行う日本特有の行事です。
一般的には「迎え盆(8月13日)から送り盆(8月16日)までの4日間」のことを言います。

8月13日(水)~8月16日(土)の4日間
「迎え火」を焚いて、ご先祖様の霊をお迎えします。
→ 迎え火はご先祖様の霊が帰ってくる時の目印になります。
「送り火」を焚いて、迎え火で帰ってきたご先祖様の霊を再び送り出します。
→ 送り火は私達がご先祖様の霊をしっかり見送っているしるしになります。(京都の五山送り火(大文字焼き)が有名です。)
▼ご先祖様の霊がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、「精霊馬」(しょうりょううま)という、キュウリやナスに棒を刺して馬と牛に見立てたものを用意することもあります。
- ご先祖様があの世から帰ってくる時には、馬に乗って早く来てほしい!
- ご先祖様があの世に戻る時には、牛に乗って、牛にたくさんのお供え物をのせてゆっくり戻ってほしい!
という願いが込められています。
僕が子供の頃は、毎年お盆の時期は家族でおばあちゃんの家に行っていました。
親戚がたくさん集まったり、地元の祭りに行ったり、家の前で花火をしたり、蚊取り線香の香りが心地よかったり。
エアコンがなかったので、一晩中扇風機を回しても暑くてなかなか寝付けなかったり。

夏の楽しい思い出です!
地域によってお盆の時期が異なる
「お盆」というと8月をイメージする方が多いと思いますが、地域によって「お盆」の時期が異なります。
先ほど「2025年のお盆期間は8月13日(水)~8月16日(土)の4日間」とお伝えしましたが、新暦8月15日をお盆としている地域の場合です。
元々は旧暦(太陰暦)の7月15日がお盆でしたが、明治時代に入って新暦(太陽暦)が採用されたことで日本の行事は約1ヶ月遅くなり、多くの地域では8月15日前後に「月遅れの盆」を行うようになりました。
- 旧暦 7月15日(旧盆):沖縄・奄美地方など
※8月中旬~9月上旬(旧暦では月の満ち欠けで暦を定めているため毎年変動する) - 新暦 7月15日(新盆):東京、横浜、函館、静岡、金沢など
- 新暦 8月15日(月遅れの盆):上記以外のほとんどの地域
まとめ

2025年のお盆休み・お盆期間をご紹介しました。
- 2025年のお盆期間は8月13日(水)~8月16日(土)の4日間
- 銀行・行政機関(市役所・県庁など)・郵便局 → お盆休みなし
- 一般企業 → 8月13日(水)~8月17日(日)の5連休
※8月12日(火)を有休にすると9連休(8月9日(土)~8月17日(日)) - 大企業・自動車関連企業 → 8月9日(土)~8月17日(日)の9連休
今年のお盆休みに旅行や帰省などを計画している方も多いと思います。
この夏にしかできないことを思いっきり楽しんで、素敵な思い出をたくさん作りましょう!
関連記事
カレンダー間違ってませんか?
銀行等8/11は祝日なので休みでは?
金太さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
お盆休み期間のご指摘ありがとうございます。
この記事ではお盆休みの期間=連休部分としてお伝えしています。
8月11日(山の日)が連休部分とは別で単独の休日である場合はお盆休みの期間に含めていませんので、どうかご理解いただければと思います。
ただ、確かに8月11日をお盆休み期間に含めているパターン(=8月11日が連休部分に含まれている)と含めていないパターン(=8月11日は単独の休日)があってわかりにくいので、注意書きを追記しました。
よろしくお願いします。